パープル問題

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「封神演技」(2006年ドラマ)の感想

2013年06月01日 | 日記
封神演技の概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%81%E7%A5%9E%E6%BC%94%E7%BE%A9
 はるか昔、世界は仙界と人界に分かれ、仙界はさらに、人間出身の仙人・道士達からなる崑崙山の仙道「闡教(せんきょう)」と、それ以外の動物・植物・森羅万象に由来する「截教(せっきょう)」に二分されていた。

人界は時に商(殷)の紂王の治世。紂王は名君とされていたが、慢心から女媧廟の祭祀において「女媧は人間界のどの人間より美しい、この女媧が私のものであったらいいのに」という意味の詩を詠んだ。この「神」と「人」を混同した無礼な行為に女媧は怒り、千年生きた狐狸の精に紂王を陥れるよう命じた。狐狸精は、朝歌の後宮に入ることになっていた美女、冀州侯の娘妲己の魂魄を滅ぼして身体を手に入れ、紂王を籠絡しはじめた。これ以降紂王は、妲己に操られるまま次第に暴政を行うようになっていった。

一方仙界では、闡教の教主・元始天尊門下の崑崙十二大仙が、千五百年に一度の逃れられぬ劫として、人を殺さねばならないことになっていた。また昊天上帝(天帝)が彼ら十二人を臣下に命じたことから、商周革命に関わる闡教徒、截教徒、人道の中から三百六十五位の「神」を「封(ほう)」じる「封神」の儀式を行うことになった。

天命により、この封神の執行者として選ばれたのが、崑崙の道士の一人であった姜子牙、後に周国の丞相となる太公望である。

かくして商代末期の商周革命の動乱を舞台に、四不相(四不像)に乗った姜子牙(太公望)がまきおこす商周両国の間の戦乱、ひいては闡教と截教の対立が描かれながら、数多くの仙人、道士の魂魄が封神榜の掲げられた「封神台」へ飛んでいくこととなる。

 >私が今見ているのはBS11で午前4時半ごろに放送されているドラマなのだが、小説・漫画・ゲームなどいろいろあるのでご存じの方もいるかもしれません。
 殷(いん)の国、現在確認されている中国の王朝では最古の王国の最後の王<紂王>が暴君として国を乱していて、元は殷の官僚の太公望(作中では姜子牙(きょうしが))が、周の国の文王にスカウトされ、丞相となり、殷を滅ぼすまでのストーリー

 この話は38話まであるらしく、まだ14話までしか見ていませんが興味深い話があったので1つ。
 姫昌(きしょう)後の周の文王は、殷の紂王に捕らわれの身となり、7年も幽閉されていた。心配になった西岐にいた長男の伯邑考が助けに朝歌まで出向くが、貢物に差し出したサルが暴れて、紂王と妲己に飛びかかり、伯邑考は死刑となる。
 ここまでならまだ分かるが、その伯邑考の死体を調理し、肉餅(白い豆腐ハンバーグのようなもの)鹿の肉と騙し、幽閉されている姫昌に食べさせる。
 姫昌は、それを実の息子の人肉だと知りながら「美味しい 美味しい」と言って食べ、やっと殷から脱出するという話。

 この話は紀元前の話ではあるが、似たようなエピソードや逸話は世界史のあちらこちらにありそうで怖い。
 この話とは無関係だが、ニンニクを「人肉」という漢字で書くと思い込み、ずっと食べなかった人がいるらしい(つい最近のお話)

 封神演技(ドラマ)は吹き替えはないし、神話時代(仙人が出てきたり)史実が20%、フィクションが80%ぐらいの比率と思って見ていただければちょうど良い感じの作品である。

 三国志より数百年は古い時代。そういえば昔ツィッターをやっていた時にハンネを「平成の太公望」としていたことを思い出した。

 本作は太公望を神格化した作品でもある


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1 コメント

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封神演技 (パープル)
2013-06-01 19:57:40
封神演技の概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%81%E7%A5%9E%E6%BC%94%E7%BE%A9
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