「吉田調書」報道で誤り認め訂正へ…朝日新聞
読売新聞 9月11日(木)17時44分配信
東京電力福島第一原発事故を巡り、朝日新聞が政府の事故調査・検証委員会による吉田昌郎元所長の聴取記録(吉田調書)をもとに、所員らが吉田氏の指示に反して福島第二原発へ撤退したと報じたことについて、朝日新聞社は11日、「『吉田調書』報道については誤った部分があり、訂正する考えです」と明らかにした。
朝日新聞は今年5月20日付朝刊で、独自に入手したとされる「吉田調書」をもとに、原発事故の状況が悪化した2011年3月15日、所員の9割にあたる約650人が約10キロ南の福島第二原発へ退避したことを「命令違反」と報道した。
しかし、「吉田調書」を入手した読売新聞など複数のメディアが検証した結果、吉田氏は事故調の聴取に対し、「2F(福島第二原発)に行けとは言っていない」と答えながらも、「2Fに行った方がはるかに正しい」と説明し、命令違反の認識はなかったことが明らかになっている。
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「フクイチ(1F)から命令違反で全員撤退していた」という報道が間違っていると認めました。従軍慰安婦の報道が誤報だったとも訂正しました。