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【鼎東客運】鼎東客運の保有車両

2013年12月29日 | 【鼎東客運】
このページでは鼎東客運客運部で使用されている車両を紹介します

遊覧部の車両は台東火車站で見かけたりしますが基本的に路線バスには充当されません。遊覧部の車両が客運部の車両と違うところはナンバープレートが緑ではなく赤であることと内装が少し豪華なところぐらいです

鼎東客運では3種類のタイプの車両を使用しています。連接バスや3扉車は所属していません

一番多いのは観光バスタイプのハイデッカー車です。次に多いのがマイクロバスタイプの車両です。最も少ないのがノンステップバスで現地では低地板公車と呼ばれています

日本だと大型の車両は長距離路線でマイクロバスは狭い道路がある路線、ノンステップバスは市街地を走る路線に充当するなどそれぞれの役割分担がしっかりなされています

鼎東客運でも役割分担はされているのですが日本に比べるとかなり曖昧な感じです

ハイデッカー車でもちょっと狭いくらいの山道ならどんどん入っていきますし、マイクロバスや低地板公車でも全区間の所要時間が2時間以上かかる路線に充当されることは日常茶飯事です

同じ路線で同じ時間の便を選んでも昨日はマイクロバスだったのに今日はハイデッカー車だったなんていうこともよくあります

車両の運用は気まぐれなのでアタリハズレが大きいです。でもそこがまた楽しいのです

それでは海線營運區と山線營運區に所属している車両をいくつか見ていきましょう

【海線營運區】

1.ハイデッカー車







348-FT 海線台東總站裏の駐車場にて



670-FB 海線台東總站裏の駐車場にて



347-FT 徳蕾莎にて

ハイデッカー車は海線營運區で最も車両数が多いタイプです。写真のような青や水色、紫を使った鮮やかな塗装なのでかなり目立ちます。HINOやISUZUなど日本メーカーの車両がほとんどです

348-FTのような床がかなり高い車両がほとんどですが中には床の高さがこれの半分くらいの車両もいます

343-FTというハイデッカー車は海線營運區でおそらく唯一の英語の車内放送が聞ける車両です。これはなかなか見かけないので乗れたらかなりレアです

また347-FTは鼎東客運の客運部で唯一の3列シートの車両です。1+2の配置で横幅がかなりゆったりしています。普通の路線バスで3列シートなんてなんだか贅沢ですね





ハイデッカー車は幅広い路線で活躍していて鼎東客運の主力です。概ね同じような外観をしていますがそれぞれ外観や内装などに細かい違いがあります

床が高いハイデッカー車両は階段が急なので高齢の方が乗り降りの際に苦労しているのをよく見かけます。荷物が多い時も階段を上るのは大変です

そういう人にとっては低地板公車やマイクロバスのほうがありがたいですね

2.マイクロバス



653-XH 岩灣にて



207-FX 海線台東總站にて



653-FB 海線台東總站にて



653-XHの内装

上の2枚は台湾好行のラッピング車ですが一般の路線にも充当されます。マイクロバスのメーカーはこれもMITSUBISHIやTOYOTAなど日本メーカーばかりです

基本的に長距離路線には充当されることはあまりありません。岩灣行きの8118系統や中野行きの8117系統、航空站行きの8128系統でよく見かけます

中野行きの8117系統に充当される車両は必ずマイクロバスです。山間部の狭隘道路を通過するため大型車が入れません。1日3往復と本数は少ないですがアクロバティックな運転を楽しむことができます

3.低地板公車



209-FX 海線台東總站にて

2012年に導入された鼎東客運で初めての、そして海線營運區唯一の低地板公車です。韓国のDaewoo製です。充当される路線は特に決まっていないようです

写真のように靜埔行きなどの長距離路線に充当されることもありますし、航空站や火車新站行きなど短距離路線にも充当されます











前面に大型のLED表示機があるので遠くからでも行き先や系統番号を確認することができます。側面にも大型のLEDを搭載しているので大変見やすいです

従来のバスは下の写真のようなラミネートされた紙のサボをドアの横に掲げていて運転士が終点に到着する度に差し替えていましたがこの作業も省略できるようになりました



【山線營運區】

1.ハイデッカー車



203-FX 山線台東總站にて



210-FX 山線台東總站にて





208-FX 山線台東總站にて

ハイデッカー車は山線營運區でも幅広い路線で使用されている主力です。南に行く大武、安朔線ではよく見かけます

203-FXのような青と白の塗装の車両がほとんどですが中には208-FXのように真っ白な車両もいます。山線營運區唯一の低地板公車であるFAG-701も208-FXと同じ塗装です

HINOやMITSUBISHI、FUSOなど日本メーカーの車両がほとんどです





ハイデッカー車の内装の一例です。つり革がありますが運転は日本に比べて乱暴なので着席しないと転倒の危険があります

2.マイクロバス



681-FB 山線台東總站にて



655-XH 山線台東總站にて

海線營運區とほぼ同じ外観の車両が使用されています。こちらも様々な路線で使用されていますが内温泉(森林遊樂區)に向かう8129系統ではよく見かけます

メーカーも海線營運區の車両と同じです

3.低地板公車

【画像準備中】

FAG-701

VOLVOで製造された山線營運區唯一の低地板公車です。2013年に導入されました。鼎東客運の中で最も新しい車両になります。海線營運區の低地板公車である209-FXと違って充当される運用が決まっています

山線營運區のホームページの時刻表で車椅子マークがついている便に充当されるのでそれを目指せば確実に乗ることが出来ます

現在は台東總站と富里を結ぶ8161系統で1日2往復走っています





ちなみにどの車両にもこのように製造された年や定員や車体重量などが書かれている場所があります

ハイデッカー車なら進行方向左側にある乗務員用扉などに、マイクロバスは前輪付近などに書かれています







このように海線の車両と山線の車両が並ぶことは珍しいことです。海線台東總站裏の駐車場はいつも何かしらの車両が止まっているので目が離せません

それではよい旅を! 祝您旅途愉快!

※画像準備中の部分はデータの整理が終わり次第順次追加していきます



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