このごろの下島八段と大表四段と長徳三段

「へいちゃん」こと下島陽平八段と富山県出身の大表拓都四段、長徳徹志三段の活躍や富山の囲碁ニュースをお知らせします♪

「群遊」 囲碁ツアー

2023年01月03日 | イベント
昨年行われました、下島先生が実行委員長を務めたプロ棋士がチームを組んで団体戦を行う「群遊」に支部連合会で参加した様子をお伝えします。
記事は、広田会長の力作 裏話もあり。必読です。


春ごろに、下島陽平八段から東西の花形棋士の団体戦を11月に開催する由伺った。
壮大すぎるくらいにファンのための素晴らしい企画に思えた。
では応援を兼ねて、富山から県支部連合会のみなさんと一緒に観戦に伺わせていただきます、と即答した。


過去には、子供たちと県外ツアーを、広島・京都・名古屋・長野と何度か実施したことはあるが、
大人たちだけの旅は初めてだ。
普段、連合会の方々にはとてもお世話になっている。
ならばお礼の意味も込めて、大人同士の旅も悪くない。
そしてめったにない機会だし、それならと4年前に富山で開催されたねんりんピックに
視察方々観戦にきていただいた県外の碁仲間も誘った。



■一日目 
バスの中での、クイズや詰碁を楽しみながら(苦しみながら?)、そして絶好のドライブ日和、
窓外に広がる景色もことのほか新鮮に映る、なんて素敵な日だ。






岐阜に18名が集結。小県真樹九段にも参加していただき、指導碁や宴会時には各地での普及状況の発表、
そして笑いの絶えない楽しい話題など、気のおけない仲間たちとの楽しい時間はあっという間に過ぎていった。









■二日目 


名古屋の会場に着いた。が、29人乗りのコースターの駐車する場所がない!
少し離れたところにも駐車場があるのだが、どれもクロスバーが低くて入れない、えー開会式は近づいてくる、どうしたらいい。
ここからは聞くも涙語るも涙の物語が続くのだが、ミラクルが起きた。
旅先での人情に触れたときほど感激することはそうないだろう、ありがとうございました。
で無事に開会式も観戦出来て、終日楽しんだ。間近で見る棋士たちの対局や解説会など、
それはとても華やかで迫力あるものだった。ぜひ、毎年続けていただけたらよいなぁと願う。
下島先生、たくさんの気苦労があったかと思います。ほんとうにご苦労様でした。










夜は旅のもう一つの大きな目的の、山本賢太郎六段率いる広島の山本会の方々との懇親会だ。
広島は、子供たちへの普及にとても熱心で、以前から富山が目標にしている県である。

碁縁があり、12年前に広島から子供たちが遊びに来てくれて、翌年はこちらから遠征に出かけた。
10時間以上バスで揺られながらの旅だったが、メーンの広島・釜山・島根・熊本・富山のジュニア交流会だけでなく、
みんなで秀策記念館を訪れたり、その旅程全てが忘れがたい想い出として、いつでもよみがえってくる。
懇親会にも参加してくれた大森らん初段は、富山に来てくれた時は小学2年生だったが、
とても魅力的なお嬢さん、立派な棋士になっておられた。
広島の古堀さんは「私は、当時、(坂倉)けんたくんとらんちゃんを連れて富山に行ったんですよ」と懐かしそう。
そうでしたか、それはありがとうございます。明日の交流会ではぜひ対局できたらいいですね、と心から願った。
他には終わったばかりの下島八段をはじめ、小県九段、安田明夏初段、小松大樹三段にも参加していただき花を添えていただいた。
ありがとうございました。






三日目 


午前中は熱田神宮に出向き、午後からの広島のみなさんとの交流会の成功と旅の無事を願った。
想像以上に落ち着ける場所で、小生はたくさんの写真を撮りながら、
仲間たちと一緒の時間のありがたさ、大切さを心から感じていた。









そしていよいよツアーの最後を飾る広島の方々との交流会。
10年の時を越えて広島と富山の中間地点の中部総本部に集まって対局する、
とても感慨深いものがあった。












交流戦は好勝負、それぞれ2局対局してめでたく打ち分けだったので、
最後は下島チームと山本チームのリレー碁で決着をつけることになった。
一人2手ずつ、打ち終わった後はそれぞれ一言ずつご挨拶をいただくが、みなさんから熱い思いが伝わってくる。
この交流を大切に思っていただいているからだろう。途中、群遊の影の立役者の山城さんも参加された。
両先生や大森さんには、どちらのチームにも参加してもらい、最後は両先生で締めていただいた。






棋譜(記事最後に掲載)は、その時のリレー碁ですが、あまりにも熱戦が続き、
途中手順があってない箇所もあるかもしれませんがご容赦をお願いします。
よき記念の大切な一局ですので記録に残していきたいと思います。


最後に、全員で撮った記念写真は、生涯、記憶の奥底に残ることだ。



楽しい3日間もあっという間に過ぎた。筆者にとっては、一日、一日が、それぞれメーンイベントだった。
仲間との気の置けない時間を過ごすことの喜びと大切さをあらためて感じ取った旅だった。
遠く熊本や長崎、そして山梨や東京から集まっていただいた仲間たちもほんとにありがとうございました。
今度は僕らがお邪魔させてもらいたいですね。

廣田 徹

■記念リレー碁

黒:下島チーム 白:山本チーム  途中打ち掛け
 

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