碁縁があり、近くの野村保育園で「はじめての囲碁遊び」をすることになった。
当日は、タイミングよく、県大会の指導碁などに見えられていた下島陽平八段にもお手伝いいただいた。
また近隣の小学校コーチなど7名で伺った。コーチは多ければ多いほど良い。
プレーホールに、年長クラス40名!が2人ずつ手をつなぎながら続々入場してくる。
お手伝いしていただく保育士さんは園長をはじめ6名。
横にペア4組8名と縦にそれぞれ5列、囲碁する準備が整った。
みんな、何が始まるのか興味津々な表情をしている。
さて、遊び方をお話しして(線と線のぶつかったところに石を置くこと、石から出ている線をすべてふさげば取れることの二つ)、
早速「石とったりとられたりゲーム」がはじまった。
あちこちでコーチたちの奮闘が始まる。しばらくしてから、下島八段が二個や三個でも取れる方法を説明する。
先生が質問すると、積極的な子は前に出てきて正解手を盤上に置く、すると拍手が鳴り響く。
なかなかにいい雰囲気だ。
3年前になるだろうか、棋聖戦で訪れていた吉原由香里六段と下島先生のコンビで同じく市内の幼稚園での
「初めての囲碁」を開催したときは本当に素晴らしかった。
見学していただいた市の教育長たちや取材に来ていたマスコミのみなさんも
「幼稚園生でも囲碁ができるんですね。素晴らしい雰囲気です」と、とても感心しておられたことを思い出す。
もう一度白黒交代して遊んだ後、いよいよ最後のリレー碁を行った。
園児たちとコーチたちのチームに分かれて、一手ずつ大盤に石を置いていく。
5個先に取ったら勝ち!これが運動会のリレーに似て、たいそう盛り上がるのだ。
〇〇さん、がんばれー。そこそこ。そっちじゃないよそっち!とれるよー。
全員で楽しさ、面白さを共有する、この一体感を感じる時間がとても大切に思える。
1時間の予定が20分ほど延びたが、みんな元気いっぱい。良い雰囲気で終われたのはとても良かった。
みんな、プレゼントした碁盤でお父さんお母さんにも碁を教えてあげてね、また来るよ。
保育士さんたちにも「説明がわかりやすく、楽しかったです。子供たちもとても喜んでました」
と好評だった。
「秋、9月か10月にもう一度やりましょう」と園長先生からもお話があった。
嬉しいですね、今後は保育士さんたちとの囲碁教室の開催や、来年度は月に一度のペースで
囲碁の時間を取っていただけたら、とリクエストしておいた
記事&写真 : 風夢
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