参加者はAクラス(1級〜有段)13名、Bクラス(2級以下9名)計22名。
今回は、先生にも、リーグ戦に入ってもらう形で、それぞれ5回戦を戦った。先生は9段格、ということは1級と9子局
それ以下の級の方とは1級差10目のコミをプラスした。最も低い方は7級なので、手合いは9子局+コミ60目もらいだ。どちらが勝ったのでしょうね^^
「なるべく多くの方と対局したいと思います」の挨拶で始まった大会も
9時半〜16時頃まで、終わってみると、先生は22名全員と対局されていた
「僕を褒めてください」とへいちゃん先生。それにしてもお見事
終局後には、それぞれワンポイントの指摘は欠かされないし、勝率は、強きをくじき弱気を助ける精神で、3割ほどだったらしい。
みなさんから慕われる所以である。
昼食休憩時には、大盤解説をお願いした。選んだ棋譜は、大澤健朗三段対大表拓都初段(おかげ杯予選から)
大澤さんは、当地には何度も指導(昨年は当教室での指導あり)に来ていただいており
みなさんも良くご存じ、そして大表君とも小さい頃から、対局その他、交流がある。大表君の恩返しなるか、との興味ある1局だった。
わかりやすい解説も終わり、大表君の話題になった。
「先生から、ご覧になって、大表君の実力はいかがですか」
「他の有望な若手とそう差はないと思います」
昨年は、10勝5敗。今年は、ここまで6勝1敗、順調な成績だ。
「竜平君や虎丸君とはどうですか」
「そんなに変わらないと思います」
「今、一番打ててる若手の一力君とはいかがですか」
「そんなにそん色はない、変わらないところまで来てると思いますよ」
へいちゃん先生は、大表君が、ジュニアの頃から「全国優勝出来る力はある」とたびたび指摘されてきた。
そして大表君もその期待に応えるかのように、中学生、高校生、そして社会人(朝日アマ名人)で、優勝を積み重ねてきた。
そして、今も、「有望な若手たちとそう変わらないところまで来てるのではないか、あとは本人の努力次第」とのこと。
それが証拠に、この後の予選決勝で、本木克弥7段に勝ち、本戦入りを決めた。広島アルミ杯での雪辱をしたのだ。
棋士の一番の良薬は何と言っても勝利だろう。一度でも勝てば、自信になり、そのあとの対局は五分と五分だ、もう臆することはなくなる。
「そうですか。ではみなさん、大表君が史上初めて富山にタイトルを持ってくる日も、そう遠くないかもしれません。楽しみにしてましょうね」
「先生、今日はありがとうございました」
ほんとに、へいちゃん先生は、稀有な棋士、日本碁界にとっても大切な棋士だと思う。
それぞれオンリーワンの棋士として、対局や普及面でも、これからも光り輝く存在であってほしいと願っている。
記事&写真 風
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