荷物は財布以外持っていなくて、頭が働かずお金の計算もできなくなっていたから、姉に財布ごと渡して家に連れてって貰いました。
姉の家では、三女がヨチヨチ歩きで可愛らしくて、私を姉と間違って、夜布団に入ってきたり、赤ちゃんの癒しのパワーで滅入っていた気分は少し晴れていきました。
待ちに待って病院に行った日のこと、診察は一番最後だったから、きっと先生が無理をして予約を入れてくれたのだと思います。
待合室に誰もいなくなって、座ったままソファに体を倒して横になっていました。
そしたら、先生自ら、待ち合い通路に出てきてくれ、
高知からいらっしゃったんですね?お辛かったですね。どうぞお入りください。
と言って招き入れてくれました。
その後、問診が始まったのですが、頭がぼっ〜としていて、あまりその時の記憶がないのです。
何が何だかわからないくらい症状があって
先生、助けてください
それだけ言った事を覚えてます。
座っていられないのをわかってくれたのか、ベットに横になって良いですよと言ってくれました。
入院して検査をしないといけないと言われ、いつ入院出来ますか?と聞かれたので、なるべく早くお願いしますと言いました。
それから、入院が可能な日を確認してくれたのですが、一週間後に珍しくキャンセルが出たとかで、そこに入れてもらうことが出来ました。
普通は最低でも3ヶ月待ちとかみたいだったから有難かったです。
こんな事ないですよ、風が吹いてますね。
今でも心から慕っているお医者様が、その時そう言ってくれました。
あと1週間なら頑張れる。。。
もうあと3ヶ月といわれたら、もう身体が持たなかったと思います。
続く