和様・唐様・天竺様という三つの様式の山門があります。
この山門は全国でもほかに例のない、どっしりとした構えの八脚門となっており、国指定の重要文化財であります。
大師堂です。
御本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一のものです。
国宝の本殿と重要文化財の仁王門が一枚の写真に収まる素晴らしいお寺でした。
五重塔(ごじゅうのとう)は、仏塔の形式の一つであります。
層塔と呼ばれる楼閣形式の仏塔のうち、五重の屋根を持つものを指し、 下から
地(基礎)
水(塔身)
火(笠)
風(請花)
空(宝珠)
からなるもので、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表しているようです。
空の青と緑の葉と桃色の花のコントラストが美しいです。
本堂は国宝に指定され、一重寄棟造り、本瓦葺きの風格あふれる建物であります。
正安2年(1300)建立の奈良風の造りです。
御本尊 馬頭観世音菩薩
本尊真言 おん あみりと どはんば うん はった そわか
ご詠歌 本山(もとやま)に誰か植江(うえ)ける花なれや 春こそたをれたむけにぞなる
空海(弘法大師)が自ら刻んだ馬頭観世音菩薩像を本尊、阿弥陀如来と薬師如来を脇侍として開創し長福寺と称したようで、この時、本堂はわずか一夜でできたという「一夜建立」の伝説もあるようです。
鎌倉時代再建の本堂は国宝であります。
大師堂です。
御本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一のものです。
頭上に馬頭をいただく観音様で、祀られている本堂のそばには馬の像が控えています。
五所権現として善女龍王像を祀る鎮守堂があります。
国宝の本殿と重要文化財の仁王門が一枚の写真に収まる素晴らしいお寺でした。