広島十二段屋の雛人形・五月人形商戦記

雛人形・五月人形の商戦を戦う広島の十二段屋サイト管理人の日記です。

松寿雛人形工房へ

2008年06月17日 09時10分27秒 | 日記
明日は、松寿雛人形工房の展示会です。

松寿工房は仕立ての良いことが評判で、噂によれば、『ここの工房で造ったおひなさまを買ってきて、分解して、仕立てをそっくりそのまま真似る工房が何件かあるらしい。』ようです。

長年の経験から生み出された微妙な裁断寸法だけでも、その工房の宝物ですが、それを盗むのは感心しないことです。
それぞれ工房独自の特徴をもった雛人形を作り出すことは、買い手にとっては選びやすく、良し悪しを決める材料になりますが、パクリで似たようなお雛様がその下をくぐる価格で出ることは、その後のことを考えると仕入れる気になりません。

しかしながら、雛人形業界に限らずよくあることです。
この業界で顕著なのが、台と屏風。

どこかの工房が、目を引くようなすばらしいデザインの台と屏風を5月に発表すると、9月に行われる後発の展示会で各工房に同じようなデザインが並ぶ。
こんなこと、しょっちゅうです。

なんとかなりませんか!?

といったところで、始まりませんので、明日から大阪・京都の工房をまわり来年の節句商戦に向けて、品定めに励みます。
工房だけでなく、十二段屋雛人形もどうやら、狙われて(真似られて)いるようですから。

負けないようにがんばります!

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