広島十二段屋の雛人形・五月人形商戦記

雛人形・五月人形の商戦を戦う広島の十二段屋サイト管理人の日記です。

美祢で化石採取し、子供たちに自然科学の体験ツアー?

2008年09月04日 08時59分22秒 | 日記

自然科学の勉強の一環として?化石採取に行きました。

場所は山口県美祢市。美祢層群桃ノ木層という地層で、中生代三畳紀後期のおよそ2億3000万年前の時代です。

美祢までは車でおよそ2時間ほど。最初に美祢市歴史民俗資料館に行きます。化石の採取は、他人の土地を荒らす行為にもなりますので、許可を取らなければなりません。

資料館に入ると、化石に出迎えられます。採掘許可をもらい、採取所への道案内を聞きました。採掘料金は、大人100円、子供50円です。採掘所まで約7kmほど。車でいくと道路わきに看板があります。

「お~、ここか!」

採取所は普段、鍵が掛かっており、無断で進入できないようになっています。駐車場は10台分。車を止めた目の前の山が採取所です。すでに、何人か化石の採取をしている人がいました。実は、ここへ到着するまで、誰もいない寂しいところだろうと思っていましたが、なんのなんの、20人ほどいます。緩やかな傾斜となった坂を上がり、地層がむき出しになった崖?に張り付き、持ってきたタガネとハンマーで石をかち割ります。

この日は、8月の末でしたが、照りつける日光が強く、熱いの何の。すぐに大量の汗が吹き出てきます。しばらくすると探し方や石の割り方のコツがわかってきて、つぎつぎとそれらしい化石を見つけれるようになりました。この美祢層群桃ノ木層は木の葉や草の化石が主で、昆虫の化石も有名とのこと。目指すは節足動物の形をした化石!と意気込んでいましたが、でてくるものは葉っぱばかり。でも、これが2億3000万年前の葉っぱなんだと思うと、感動し、その美しさに思わず見とれてしまいます。2時間ほど採掘したところで、家族一同へばって化石館へ行くことになりました。

いや~、楽しかった。次に行くかどうかは不明ですが(笑)、自然の神秘に触れることができた一日でした。もう少し涼しいときに行けば、ゆっくり掘れて、いろいろな化石と出会えただろうと思うと、心惜しい日でした。子供たちも満足。もう少し勉強してくれるようになるといいんだけどネ!