信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

旭川の4日間

2010年08月29日 01時06分54秒 | Weblog
初日、24日
旭川での学会参加のため、お昼過ぎにまずは犬たち2匹を動物病院へ預けてから出かけた。
次に中央高速バスに乗り新宿へ。
予定では17時50分の羽田発のJAL便で旭川へ向かう。

新宿までは渋滞でずるずる状態で到着が20分遅くなった。
まだそれでも余裕があるので、新宿から羽田までは荷物もあることだしと、電車は止めて
リムジンバスで45分と書いてある乗り場で切符を買って待った。

到着がいつの間にか遅れ始め、所要時間も羽田まで80分に変わった。
嫌な予感がし始めたが、切符も買ってしまったし、重い荷物をがらがら引っ張って
電車のホームまで行く気が出ず、そのまま待った。到着が遅れますとの係員のアナウンスが
あり15分遅れになった。
ぎりぎりだ。
ようやく到着したバスにはもう乗るしかない。
発車と同時に運転手のマイクに、事故のお知らせが入り、大型トラックと大型トラックが衝突し
大井付近で渋滞しているという。
運転手は迂回して別な道路を通るが、大幅に予定時間を過ぎる予定ですと言う。
この瞬間私は死んだ。

搭乗のチェックインは15分前までに済ませなければならない。
今でさえ出発時間に間に合わない。
バスは渋滞の道路を走り、新宿を出て四谷まで既に30分以上かかっている。

もうバスに乗ることを選んだことを後悔しても無駄だ。
間に合わないことはわかった・・・。

最終便でも旭川便はもう無理なので、便数が多い札幌経由でそれから電車で
2時間の道のりだが、夜中についてもかまわない。
諦めよう、と思い込むが、ずるずる走るバスの中で何10回となく考え直しても、
心臓には大変悪い状況が続く。

こんな綱渡りはもう嫌だ。
景色なんてまるで眼に入らない。

私の顔は知っている人が傍にいたら相当恐い顔になり引きつっていたことであろう。

それでも第一ターミナルには5分前に到着した。
入り口がわからない、無理だ。
ゲートは遠いが勘でJALの方面に走った。
係員を見つけて話したところ今日のところは搭乗させてくれるから走れと言われ、検査場を
突っ走り、ゲートへ一目散。
国内線は有り難い。
国際線ではこのような距離ではないから走っても無理で、離陸してしまうであろう。
駆け込みで搭乗できた。

汗が噴出すが、兎も角座席に座らねば卒倒しそうだから、満席の中、よろよろしながら最後部の座席に
座った。

落ち着きを取り戻し、離陸したあと周りの様子の違いに気付いた。

言葉が違う。
私はまさか中国へ向かっているのではないかと一瞬驚くほど周囲は皆、甲高い中国語で話している。

ああそうか、中国人のツアーか・・・・。

それから1時間10分の飛行時間は中国人になり、じろじろ顔を眺められるが眠ったふりをして旭川へ到着するのを待った。

中国人ツアーは空港で姿を消した。
とてもそのあとは静かになり夜の8時半近く、終バスで旭川のホテルに着いた。

ホテルのロビーでは予約の確認の際、喫煙室ですねと言われ、まさか禁煙で申し込んでいますと厳しく言うと、お申し込みは喫煙になっていますとあちらも譲らない。
禁煙部屋は満室でこれから3日間はお部屋の交換は不可能ですといわれ、どこで狂ったのか
調べようもなく、夜になって別なホテル探しのパワーも失せてそのまま喫煙部屋で死ぬこともないだろうとキーを受け取った。


食事は朝食べたきりで、すきっ腹は度を越していた。
喫煙部屋も臭い。
本日の一日は呪われているスタートとなった。


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