信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

村の会議なるもの

2010年01月10日 20時08分55秒 | Weblog
年末に年賀状を用意し、文面は自分で写真も入れて印刷した。
宛先だけは、手書きにせねばと、取っておいた。
毎年、両面印刷だけされた年賀状を受け取るが、空しさいっぱいで、これならもらわない方がましと心の奥で思う。

昨年は親の喪中であり、パスしたが今年はやはり出すことにした。
準備はしたものの、年末は何かと仕事を終えてから夜遅く書く時間が無く、
新年になり先に受け取った。
けれどどうにもならないことがあり、子供と過ごす時間も滅多に無いため優先したら勤務が始まった。

ああ困った・・・・。

今日3連休でもう正月も終わるという寸前に一気に書き始めた。
意外に宛先と自分の住所だけを書くにも時間がかかるもので、
来年から年賀状は廃止だと、自分をののしりながら書き終えたものだ。

もう14日で正月は終わりどんど焼きという土地の行事がある。

午後から村の自分の住んでいる居住地域の区民活動の新年の総会に出た。
棲み始めてから初めての出席だが会場は公民館であり、中に入って驚いた。
どこにも女性がいない・・・。

出席者は皆農家の世帯主かその後継ぎだ。
原村の中でも最も広い地域で、世帯数も多く400年のふるーい歴史を持つ350戸ほどの農家が集まる地域である。
日本一のセロリ農家、花つくり農家、キャベツやレタス、ほうれんそう野菜農家が
機械を駆使して年間数千万円の収入を上げている。
350戸の農家のJAの預金高は300億を超えるという話を聞いた時はひっくり返りそうになった。
村民になるには住民票を出せばよい。
しかしその又先に区という独立組織があり、区民費を年間3万円徴収される。
更に運動会や村祭り、何かと会費が徴収され、公的な施設や先祖代々の施設の維持などにも費用がかかる。
都会から移住してきた人たちはこういったコミュニテイには参加しない傾向になりもともとの土地の住民と、
新しく住み始めた住民との間に何かと摩擦が起きる。

今年は7年に一度の諏訪大社で御柱という全国的に有名な神事があるが、
諏訪6市町村の住民は全戸一律8千円の寄付をしなければならない。

大変な地域に引越してきたと思ったが、慣れれば棲みやすい場所でもある。
恐い様子の農家のおじさんたちに混じり、総会に出席して、予算決算、議題は承認され
住んでいる場所の地域活動の有り様が始めてわかった次第である。
自分の生業の傍ら、7つも8つも役員を引き受け、先祖代々からの土地と家を守ってきている実態に恐れ入ったものである。






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