信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

歯を食いしばって生きてきた結果

2008年12月13日 23時54分09秒 | Weblog
13日の朝早く中央高速バスに乗り、東京へ出た。
東日本橋の歯医者さんのところへ歯の点検をお願いしたが、新宿からメトロ乗り継ぎで、約束時間を5分遅れで到着する。
原村を出るときは、外は霜柱で真っ白だがそう悪い天気でもなく、着膨れすると恥をかくから少し薄着ではあるがマフラーは巻いた。
新宿到着した時は、な、なんだこの陽気は....
街路樹の銀杏の木は落葉せず黄色に紅葉している。
あちこちの植え込みも全部葉っぱが緑色でまるで真冬とは思えん!
など渋滞しているバスの中から見ていたら、汗がたらたら......。
メトロの中の乗客は様々な格好をしているが、総じて厚着だ。こんな暖かい気候で
何でダウンやブーツを履いているのかわからない。
となるとファッションだろうが汗をかくではないか。
東日本橋では3年振りだったが、道路わきに植えてあったボケの木はピンクの花が咲いていた。
今咲く季節ではないのに、気が早い。

噴出した汗を抑えて治療をして頂いた。
定年を前に1年かかって総て気掛かりな場所は治療して頂き、長野へ引っ込んだ。
それがやけに歯ノスリ減りが気になり、前歯も奥歯も咬合面が減ってきている。
先生は2年前の私の歯の模型を全部見せてくれた。
すばらしい!全部取ってあるのだ。
飛行機事故で私は墜落しても、歯形で遺体の身元証明は可能なのだと妙に安心したが、この2年近くの移住生活で歯の変形が来たのが判った。
歯のスリ減りが激しく、先生から夜中に歯軋りか歯を食いしばって寝ていませんかと言われた。
と、言われても寝たら最後、目が覚めるまでは虫の息だから調べようもなく、同居者もいない単身者には難しい質問だ。
時々子供達からは、寝言で叫んでいるとは言われたが、最近のことはわからない。

しかし身に思い当たるのは、信州へ越してからは穏やかな生活を望んだのとは裏腹に、すぐに花作りと、諏訪湖畔の施設に就職し、どちらも人生の中で初経験の仕事で頑張らなくちゃぁの毎日で、しかも冬になったら雪道の運転で歯を食いしばらざるを得ないのだ。
その結果、歯が磨り減ったのか....とほほほほ。
治療の方法はなく、歯を食いしばるか歯軋りするかはわからないが、マウスピースを作って何が原因か試すことになった。
歯型を取って、透明のマウスピース(ボクシングのような恐ろしい形ではない)
をはめて夜寝ると歯軋りの場合は1ヶ月くらいするとマウスピースに穴が空くからそれで判るようだ。
日中も知らず知らず、奥歯をかみ締めていることが多い。
採血担当になると、何十人もの受診者の血液を取るが血管の出が悪い人のときは針を刺す瞬間は歯を食いしばっているかもしれない。
野球では王元監督がバッターボックスに入り、飛んできたボールを打つ瞬間の奥歯をかみ締める圧は凄い事に歯がそのため全部磨り減り、ぼろぼろに砕けた話は有名だそうだ。
それならば、フイギュァは4回転ジャンプする時は?サッッカーは?と質問したら
今はそのために研究されてメンタルトレーニングを積むそうである。
18歳の真央ちゃんが歯がぼろぼろになることは無いんだ、と又妙に納得した。

やはり歯を食いしばって生きてきた東京での生活は長かったし、信州へ来てからも新しい生活に果敢に挑戦してきたが、その歪は身体に出ていたのだ。
きりきりせずにこれからは生きていこうと反省しながら貴重な学習が出来て帰ってきた。
東京は暖かい、お金があれば何でも手に入る。衣類でも食品でも何でも目に入るものが原村では想像もつかない。
そのご京王デパートのアフタヌーンティで3時間、友人とお喋りしてまだ時間が足りないが、バスに乗る時間がやって来て渋々都会を後にした。
このところ東京へ出かけてくる日が多いが、色々やる気を起こさせる材料は都会には豊富であり、帰りのバスの中はお陰でぐっすり眠れる。(歯軋りしていなかったかな?)


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