荒唐無稽な異常な条件を設定する中でストーリーは展開していく……。
ま、だからバーチャル全盛なんだろうけど……寝っ転がったまま、脳だけで快感を受け取るBR時代なんて話が……直ぐそこにやって来てる。
如何ともし難い現実の状況から、煌めく未来の破片を拾い集めながら、今と違う状況を構築するっていうスタイルしか選択肢が無い以上……そこ逃げてちゃ駄目っしょ!と思うんだけど。
自分だけしかない超能力、コネ、優越性……そんな選民としての条件を欲しがるのは人間の性だけど……不利と戦う時間タップリありの若い人達が、『心の覚醒剤・妄想』に逃げ込んでる事態は哀しい……。
ま、頑張れ若者!とかなんとか叱咤激励の趣味もなく立場にもなく勝手にして頂ければ良いわけだけど、とにかく、小説よりも奇なり……って奇跡を自分に味あわせるチャンスを放棄しない方が良いんじゃない?って思う。
実現性がゼロなのと『ゼロじゃない』という条件は大きく違うのである。
しかしながら……妄想の中には、モノゴトが実現する確率は無い。全くのゼロなのである。
そのゼロに逃げ込めば、生きるプレッシャーは無くなる。
しけし、同時に生きる意味自体もまた失ってしまうのである。
あなた?悩むのやめますか?
生きてく価値を捨てますか?……それってあなたでなきゃ!って価値を放棄してるのです……。
人間、人間止めちゃ勿体無いよね?……。
何かに傷付いたのか?……義務だけで溢れそうになる現実を見たくなくなったのもよく分かるけれど……。
『超能力』はムリとしても超『自分の今の能力』までは行けんじゃね?
ハイテクによる業務の省力化はあれど『人生を省力化』する術はないのだから……。
もう……駄目だ!から現実のロマン派ストーリーはスタートするんだから……ね?
アニメやBRばかりにうつつ抜かしてると……あなたの人生ストーリー……序章だけのリフレインで終わっちゃいますよ……。