サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……似て非なるもの多く……

ホリエモン君が近鉄球団買収に名乗りを上げたのは2004年のことだった……。

それまでの球団オーナーなる会社の代表はスーツ姿が当たり前?の時代だった。

Tシャツにジーンズ、コットンパンツ、スニーカーなんて格好は……今となってはIT業界の方々のユニホームか?なぁ~んてイメージが定着してるけれど……。

シリコンバレーのIT経営者はね?今迄の会社経営者とは違うんだぜぇ!……そんな肩肘張った意気がりも多分に感じられる『新型式ユニホーム』だな?って感じたものだった。

ホリエモン君の汚らしいファッション(失礼!)はソレはそれで『何処か?作為的で無理を感じる』ものだった……。

『殊更に』実業界のお偉方の球界のオジイチャン達を怒らせる必要もないのにね?って少々餓鬼染みた彼の意気がりニュアンスに違和感を感じたものだった。


何も、お堅く分らず屋的な話をする積りはないとお断りしておきます。


服飾文化ってその技術的手法は絶えず進歩・変化して来たけれど?……『どの時代にも通底する精神文化』というものは保持され深化し……洗練され続けている。……それは今も尚である。

似合わないデニムとか?スニーカーは百歩譲って看過するとして……『清潔感』だけは欠かせないファクターなのである。

何をどう言われようと、ホリエモン、前澤友作氏などの風体は見苦しく不快で仕方ない。
少なくとも社会的な現場に於いては『不潔感』は無礼、不躾、非礼となる事は承知しておいて欲しいと思う……。

どんなに先端を走るIT業界でもね?
人間界の『精神文化』のセオリーは免罪符を与えることはないのである。

『新しい!』、『今話題!』ソレはそれで素晴らしいんだけど?……。
だからといってそんなレベルの心意気で『今迄を積み重ねて来た総体』にポンと無造作に持ち込めば溶け込まないのである。

融合することなく『異物感満載』の『奇妙を振りまく』だけなのである。
『混合』じゃ駄目なのである。時代と『融合』しなきゃね?

あれから20年も経れば?相も変わらぬホリエモン君の無粋なTシャツ姿って『まだ?演ってんの感』に支配され『ダサ!!の領域』に流されてしまっている。

その『慢心相違』ってな風情は少々お気の毒感も伴って……ホリエモン君の意に反し、既にもう『イケてない』のである。

エスニックの『辛いブーム』も、いきなり日本の繊細な味わいの深さを丸ごとかき消し吹っ飛ばす様な取り扱い方……は野蛮に過ぎるよね?
直訳的にスパイスをブチ込むだけの安易さは食事文化への冒涜と言って良いと思う。

ザックバランと無礼不躾のハチャメチャは『根本的に似て非なるもの』なのである。
そこ!んとこ、一回考えてみませんか?

『一時(いっとき)の新しさ』とか『一瞬の勢い』なんて動機は泡沫(うたかた)の一発芸に過ぎない。

何故なら?……『新しさ』はやがて『古くなること』を知っているのが文化だから……である。
『古くなって尚の事シブい光を放つ事』を想定する力(時間経過を味方に出来る力)がある人を世の中は……文化人と呼ぶのである。
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