『頭の悪い人の特徴?』……それを今更わざわざ知ってどうすんの?……この手の話はこれを最後にしようと我慢して読んでみた。
初対面の人に対して自分の想像(先入観)と実際の違いを口にするな!……なぁ~んて余程のアホしかしない様な『戒め』にクドクドと終始していた。
ソクラテスの時代から『自分の無知を知る』こと以外に知識を取得して自分の栄養(教養)とする方法はない。
それ、生きてく上で最低限の常識だと大人ならば知っている。
ま、他人の無知ぶりに構っている暇なんか無いのが僕みたいな『頭の悪い人間』の定めなのだから……。
頭の悪い人間が……『他人の、種類の違う頭の悪さ』をわざわざフムフム……?なぁ~んて研究してる暇なんて無いってことだけど……。
月曜の夜……よっぽど観る番組がない時……NHK教育の美輪明宏さんの人生相談?を観る。
一流大学を出て有名企業に就職した女性。そこそこ出世もしてる。でもね?私、幸せじゃないの?的な相談だった。
シングルマザーだった母親の影響強く、物質的な損得で人を世を見てしまうんです。
何時も何かに追われてる感覚で不安と隣合わせで生きてきたのだと……。
時折、気付けば『自分より劣ってる人にマウント取ったりしてしまう』……と。
『下品だわねぇ?』……頷きながら美輪明宏さんはたった一言だけ発した……。
『頭の悪い人のたった一つの特徴?』……なんて表現で『自分の頭の悪さは考えず』、『自分よりもっと頭の悪い人』に向けてマウントを取る態度……。
この文章が表題だけで嫌悪感をもよおすのは『下品だからなんだ!』……と謎が解けた気分だった。
ある意味、おバカは大半の人間の宿命である。
だから……ある種の人に面した時に感じる『嫌悪感』とか?『違和感』ってのは『おバカが原因ではない』……。
『下品』こそがその原因なのである。
んじゃ?下品って何が原因?……となると『我が身のおバカが見えてない愚かしさ』なんだと感じた。
『バカは死ななきゃ治らない』って昔の人も言っている。
ならば?どうする?そうだ!!……『自分のおバカぶり』は変えられるのである。
同じおバカなら?苦しんでる人に対して優しい方が良い。
同じおバカなら1ミリでも多く『何故?』を考える方が良い。
同じおバカなら少しでも人を笑わせる方が良い。
同じおバカなら少しでも人の役に立つ方が良い。
同じおバカな貧乏人ならば……少しでもそんな人を『豊かな気持ちにする』方が良いのである。
自分のおバカを認めたくない大バカは他所にもっとおバカな貧乏人を探す。
そして上から石を落として喜んで生きるのである。
なんてお下品なんでしょう?
『人品』ってね?おカネ無くても手に入るのにね?
人間に平等に与えられているのは『時間と心』なのだと思う。
それさえあればOKなんじゃね?……。
おバカな貧乏人でも?……『人を不愉快にさせず、ほんの少し人のお役に立てて生きて行けるかもよ』という天からの保証は……案外と使い勝手の良い条件だなと思った次第でした。