BLUES「ある日、僕らは夢の中で出会う」の感想。
はーい、今から2か月半も前の話を、まるで昨日のことのように書くブログだよ!
一つ前の記事「やっぱりBLUESが好き。」の続きだよ!
そんな訳で、更新日は10月にも関わらず、記事の内容は7/27(金)の夜です。
この日、BLUES「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」のスタッフで松本に行っていた俺。
本番前日の7/27に松本の上土ふれあいホールにて、BLUES「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」のゲネを観劇した俺。
本番じゃないから、写真を撮ったぜ!勝手にブログに載せるぜ!
(ややネタバレ含むよ!)

相変わらず、格好いいオープニング。

そうめい演じる、主演の新人刑事カトウは、新たに配属された刑事課で、理想と現実のギャップに翻弄される。
見事な翻弄されっぷりのそうめい!

そしてその後、舞台は犯罪グループの集団へ(一人二役)。
ここでも、思い描いていた犯罪者の理想像と、現実とのギャップに翻弄されるそうめいの演技が光る!

その後、なんやかんや色々あってややこしいことに!(←アバウト!)
で、ゲネを観劇しての感想なんですが、素直に面白かった。
仲間の演技を見られて嬉しいってのは正直あるけど、でもそれを抜きにしても純粋に面白かった。
BLUESを離れて初めて客観的に見て、あらためて気付く、BLUESの実力。
いや~、笑いましたよ!あのボケの発想は、一体どこから生まれるのだろうか。
実は僕は、この「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」を、プロの役者さんたちがやった舞台の映像を見た事があったんです。
で、それと見比べてみても、いかにBLUESが自由な発想でボケているかが分かる。
普通に考えたら、いや、それ普通の台詞でしょ、笑い取るとこじゃないでしょ、ってとこで、まさかボケて来るとは。
これぞBLUESワールド。
普通の会話の中で、有り得ない動きをするレイ。
普通の台詞を、明らかに異常なイントネーションで叫ぶTERU。
舞台の前方でレイとそうめいが真面目な会話をしている後ろで、会話の内容を全力でふざけて再現するおもケンとTERU。
BLUESのこういうセンスは、本当にすごいと思う。
あと、見て思ったのは、やっぱり演劇は生で見ると全然違うなってこと。
さっきも言いましたが、同じ舞台をプロがやったものを映像で見たんです。
この演劇って不条理というかメタと言うか、すごく格好良くて面白くて、そして中身は特にない!
てか、中身なんて気にせずに設定の面白さを全面に押し出して突っ走る感じが、すごく格好いい作品だって思ってたんです。
で、その舞台をBLUESがやったのを生で見て、それ以上の思想みたいなものが少し見えた気がしました。
これって、一人二役という舞台ならでは面白さを全面に押し出した舞台な訳ですよ。
その、舞台ならではの面白さ、つまりフィクションの世界故に表現できる面白さを全面に押し出している舞台。
つまり、演劇ってのは所詮作り事なんだぜの世界なんだぜ!ってのを主張しているような気がするんです。
しかも舞台の中で、「現実とフィクションの違い」や、「現実はフィクションを超える」
などの台詞が登場し、なおさらこのフィクションという概念が際立つ。
そして、びっくりなのは、そうめい演じる主人公のカトウは、これがフィクションの世界であること、自分が一人二役を演じていることに、どうやら気付いているようなのだ!
まさにメタフィクションの世界。
でも、このメタフィクションっぷりが、フィクションの世界から、現実の世界に何かを伝えたい!という主張のように思えるんです。
てか、フィクションの世界から、現実の世界である観客に何かを伝えるのって、まさに演劇の構造そのものですよね。
そう考えると、この演劇が小劇場を愛する人々に未だに根強く支持されている理由が分かる気がします。
いや、いい既成台本を選んでくれたよホント。
そして、何と言っても素晴らしいのが、クライマックスのそうめいの演技。
言ってることわけ分かんないんだけど、そんな謎のエネルギーに突き動かされるかのような全力の演技に、何故か鳥肌が立ちました。
あとで、そうめいに「あの時、どんなこと考えてんの?」って聞いたら、
そうめい「あれ、何も考えてないよ。台本読んで、訳わかんなかったから、おもケンに相談したんだよね。そしたら、脚本家も何も考えないで書いたらしいから、俺もなんにも考えないで演じることにした」
らしいです。
こういう姿勢、そうめいは演技に関して真面目なんだなーってのが分かります。

ラストシーンのそうめい!

光の中に消えて行くそうめい!
あらためて、そうめいはいい役者だ!そしていい男だ!って思いました。
そんなそうめいは、まつもと演劇祭(10/26~28)では、経帷子さんの舞台に出演します!
詳しくは、BLUES公式HPまたはまつもと演劇祭HPをご覧下さい!
感想書いて、最終的に宣伝もするぜ!
はーい、今から2か月半も前の話を、まるで昨日のことのように書くブログだよ!
一つ前の記事「やっぱりBLUESが好き。」の続きだよ!
そんな訳で、更新日は10月にも関わらず、記事の内容は7/27(金)の夜です。
この日、BLUES「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」のスタッフで松本に行っていた俺。
本番前日の7/27に松本の上土ふれあいホールにて、BLUES「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」のゲネを観劇した俺。
本番じゃないから、写真を撮ったぜ!勝手にブログに載せるぜ!
(ややネタバレ含むよ!)

相変わらず、格好いいオープニング。

そうめい演じる、主演の新人刑事カトウは、新たに配属された刑事課で、理想と現実のギャップに翻弄される。
見事な翻弄されっぷりのそうめい!

そしてその後、舞台は犯罪グループの集団へ(一人二役)。
ここでも、思い描いていた犯罪者の理想像と、現実とのギャップに翻弄されるそうめいの演技が光る!

その後、なんやかんや色々あってややこしいことに!(←アバウト!)
で、ゲネを観劇しての感想なんですが、素直に面白かった。
仲間の演技を見られて嬉しいってのは正直あるけど、でもそれを抜きにしても純粋に面白かった。
BLUESを離れて初めて客観的に見て、あらためて気付く、BLUESの実力。
いや~、笑いましたよ!あのボケの発想は、一体どこから生まれるのだろうか。
実は僕は、この「ある日、ぼくらは夢の中で出会う」を、プロの役者さんたちがやった舞台の映像を見た事があったんです。
で、それと見比べてみても、いかにBLUESが自由な発想でボケているかが分かる。
普通に考えたら、いや、それ普通の台詞でしょ、笑い取るとこじゃないでしょ、ってとこで、まさかボケて来るとは。
これぞBLUESワールド。
普通の会話の中で、有り得ない動きをするレイ。
普通の台詞を、明らかに異常なイントネーションで叫ぶTERU。
舞台の前方でレイとそうめいが真面目な会話をしている後ろで、会話の内容を全力でふざけて再現するおもケンとTERU。
BLUESのこういうセンスは、本当にすごいと思う。
あと、見て思ったのは、やっぱり演劇は生で見ると全然違うなってこと。
さっきも言いましたが、同じ舞台をプロがやったものを映像で見たんです。
この演劇って不条理というかメタと言うか、すごく格好良くて面白くて、そして中身は特にない!
てか、中身なんて気にせずに設定の面白さを全面に押し出して突っ走る感じが、すごく格好いい作品だって思ってたんです。
で、その舞台をBLUESがやったのを生で見て、それ以上の思想みたいなものが少し見えた気がしました。
これって、一人二役という舞台ならでは面白さを全面に押し出した舞台な訳ですよ。
その、舞台ならではの面白さ、つまりフィクションの世界故に表現できる面白さを全面に押し出している舞台。
つまり、演劇ってのは所詮作り事なんだぜの世界なんだぜ!ってのを主張しているような気がするんです。
しかも舞台の中で、「現実とフィクションの違い」や、「現実はフィクションを超える」
などの台詞が登場し、なおさらこのフィクションという概念が際立つ。
そして、びっくりなのは、そうめい演じる主人公のカトウは、これがフィクションの世界であること、自分が一人二役を演じていることに、どうやら気付いているようなのだ!
まさにメタフィクションの世界。
でも、このメタフィクションっぷりが、フィクションの世界から、現実の世界に何かを伝えたい!という主張のように思えるんです。
てか、フィクションの世界から、現実の世界である観客に何かを伝えるのって、まさに演劇の構造そのものですよね。
そう考えると、この演劇が小劇場を愛する人々に未だに根強く支持されている理由が分かる気がします。
いや、いい既成台本を選んでくれたよホント。
そして、何と言っても素晴らしいのが、クライマックスのそうめいの演技。
言ってることわけ分かんないんだけど、そんな謎のエネルギーに突き動かされるかのような全力の演技に、何故か鳥肌が立ちました。
あとで、そうめいに「あの時、どんなこと考えてんの?」って聞いたら、
そうめい「あれ、何も考えてないよ。台本読んで、訳わかんなかったから、おもケンに相談したんだよね。そしたら、脚本家も何も考えないで書いたらしいから、俺もなんにも考えないで演じることにした」
らしいです。
こういう姿勢、そうめいは演技に関して真面目なんだなーってのが分かります。

ラストシーンのそうめい!

光の中に消えて行くそうめい!
あらためて、そうめいはいい役者だ!そしていい男だ!って思いました。
そんなそうめいは、まつもと演劇祭(10/26~28)では、経帷子さんの舞台に出演します!
詳しくは、BLUES公式HPまたはまつもと演劇祭HPをご覧下さい!
感想書いて、最終的に宣伝もするぜ!

舞城王太郎?だっけか。
そうめいさんもよかったけど、個人的にはレイさんイチオシやで。
レイさん良かったな。
「そこで!?」ってとこで貪欲にボケるから、そうめいは稽古中に笑いをこらえるのに必死だったらしい。
そして、実は物語の流れを決める重要なポジション。
シリアスに決めるとこはバシっと決めてたな。