
新型コロナウイルスが流行って、あらゆる表現活動が自粛され、表現者、またはそのファンにとってはつらい時代になってきました。
これは、新潟でも緊急事態宣言が発令された3日後、4/20(月)に書いたものです。
何が正しいかも分からない、先の見えない状況、こんな時だからこそみんなで繋がろう。
そういう流れが今、様々なジャンルの、様々な界隈の人達の間で生まれつつあると思っています。
僕も色んなイベントを企画したり作品を作ったり、一応は表現者のハシクレでもあるわけで、そういう話がたまに回ってきたりするんです。
その度に、自分にもできることがあるならどんどんやっていくべきなのかと思う一方で、何故か分からないけど違和感を覚える自分がいました。
これについてずっと考えていて、答えはまったく出ないんだけど、とりあえず決めました。
僕は、無理なくできる範囲のことを今まで通りに続けていく、ということを一番大事にしていこうと思います。
なので、「こんな時だから」という理由で何か特別なことはしません。
そもそも、「こんな時だから」「みんなで繋がろう」みたいなこと、僕は向かないんです絶対。
いや、そういうことをやってる人達を否定するつもりはマジで全然ないんです。表現の自由です。
ですけど、人間には得意不得意がというものがあります。僕には向かない。
それに、どんなに頑張ったって絶対に繋がれない人は出てくるのが現実です。
僕はそういう人達の存在がどうしても気になってしまう。
だからってそういう人達に対してわざわざ「一緒に繋がろうよ!」と言うことが正しいとは思いません。
面倒だし、大体そういうことは良い結果を生みません。
だったら僕は積極的に、誰とも繋がらない方の人をやろうと思います。
誰かの敵にも味方にもなるつもりもありませんし、みんなを元気付けたいとかも絶対思いません。
勝手にやります。僕は僕のやり方でやっていきます。
ずっと悩んでいたけど決めました。
まあでも、こんな時だから何かを表現したい、何かを残したい、という気持ち、すごく分かるんです。分かってしまう人間です。
こんな時だから何かをしたくなってしまう、せずにはいられなくなってしまうタイプの人間というのは少数派とはいえ世の中に確実にいて、そういう人達がきっと表現者と呼ばれるのでしょう。
だからこそ、あらゆるものが自粛され、人に会えない、人を呼べない時代は、表現者にとってまるで手も足も出ないようでつらい状況です。
そういう人間と、そうじゃない人間がいて、僕だって完全に前者なんですよ。
じゃあ、僕が一番この状況下でやりたいことは何かと考えたら、日々の出来事を記録して発信していくことだと思いました。
今のこの状況や自分の気持ちを記録し、作品として発信していくこと。
今はイベントを開催するのが難しいので、ネットで発信する人が多いですよね。
この状況下で新しく始めた人もいまし、今は準備期間に当てて、いつか事態が収束したらあらためて発表したいと考えていることもいると思います。
自分はどうかなと考えたら、日々の記録と発信はSNSとブログで、そして月に一度のトークイベントのツイキャス配信で、すでにやっているわけです。
それならもう、これらの活動をこのまま続けていけばもう十分な気がしてきました。
何も迷うことなく、これらの活動を続けていくこと、ただそれを頑張っていこうと思います。
そういう積み重ねがいずれ何かの作品に繋がるのであれば、それは事態が収束したあとでいかようにも発表できるはずです。
そういうことを、一人で勝手にコツコツと、ひとまずこれからも変わらず続けていこうと思います。
もちろん、一人では分からないことも多いので、様々な人を頼りながら、助けを借りながら、その都度感謝しながらやっていくつもりですが、ひとまず、一人でもできることを基本に頑張っていこうと思います。