
3/24(金)に、話題の映画「ラ・ラ・ランド」を観て来たので、感想を書いていきます。
ちなみに予告編はこんな感じなので、一応貼っておきますが…
最初に言っておきますが、まだこの映画を観ていない方は、この予告編を見ない方がいいんじゃないかと思います!
何故なら、僕はこの予告編を見ずに映画を観て、後から予告編を観たのですが、予告編に結構なネタバレが存在しているなあと思いまして…
と言うのも、僕は映画を観た時に、とあるシーンで「ウオオオ!!!!」とめちゃくちゃ感動したんですけれど、それは初めて観た映像だったから、まったく予想だにしなかったシーンだったから感動したんだよなあ、と振り返ってみて思うわけなんですよね。
もし、仮に予告編であったとしても、そのシーンを知ってからあの映画を観ていたら、果たしてそこまで感動したのだろうか…と言うのは、今となっては分かりませんが。
そう考えると、これだけの話題作の予告編を一度も観ずに映画が観られた自分は、かなりラッキーだったんだなあと思います。
と言うか、噂によると、「ラ・ラ・ランド」結構な賛否両論というか、感動した人は感動したって言ってるけど、乗れなかった人は乗れなかったって言っている、という話を結構聞くんですよね。
これは僕の推測ですが、それってもしかして、この予告編を見たか見ていないかで、賛否が分かれているんじゃないか…とさえ、僕は思っているほどです。
そのくらいこれは罪深い予告編なんじゃないかと僕は思っていますので、あらためて言います…まだ観ていない人は、予告編を見ないで観てくれ!
もし、もう予告編を見ちゃったという人は、予告編の内容を(そして僕のこの言葉も)忘れてください…
と言うか、まだ観てない人は、こんなブログ読まなくていいから、さっさと観てくれ!
最初に言っとくけど、面白かったから!
まあ、と言うのもそれも、僕が幸運なことに予告編を見ていないという最高なコンディションでこの映画に出会えたからこそ面白かったという気もしますが、その話だけしてるとまったく話が進まないので、感想を書いていきますね!
あと、一応ネタバレをしない程度に感想を書いていこうと思いますが、完全にネタバレを防ぐともう何も書けなくなるので、ある程度は書いていくので、この先を読まれる方は自己責任でお願いしますよ!
と言う訳で、「ラ・ラ・ランド」ですが、映画が始まるや否や、渋滞の映像に軽快な音楽が流れ始めたかと思ったら、車に乗っている人々が次々と歌い出し、しかも最終的にはみんなが車を降りて、車の周りや上で踊り出す!という、超ド派手なミュージカルシーンで始まります。
このシーンを映画の開始からいきなり観た僕は、単純に「た、楽しいー!」と一気にノリノリな気持ちになって、映画に引き込まれてしまいました。
しかもなにがすごいって、このミュージカルシーンをかなりの大人数が登場しているにも関わらず、全てワンカットで撮影していて、役者さん一人一人やカメラワークまで本当に計算し尽されていて、どれだけの労力をかけてこのオープニングを撮影したのだろう…とものすごく感動してしまいました。
そして、オープニングが終わってからのタイトルが出る瞬間のタイミングまで本当に完璧!と言えるくらいカッコよく、これから一体どんな楽しい映画が始まるんだろう…とものすごくワクワクしてしまいました。
さて、その後は、歌手を目指す女性ミアと、ジャズピアニストを目指すセブが出会い、恋に落ちて、それぞれの夢を目指すという、非常に分かりやすい物語が展開していきます。
そして、そんな物語の要所要所で、先程のようなミュージカルシーンが登場し、分かりやすいストーリーと楽しい音楽の共演という、非常に王道なミュージカルシーンだなあと思いました。
色々な人の感想を読む中で、冒頭のインパクトに比べて中盤は退屈するという感想も見受けられましたが、僕個人としては、最初に引き込まれたオープニングのテンションが最後まで持続して映画に最後まで集中できたので、まったく飽きることなく楽しめたなあと思いました。
また、最初に派手なミュージカルシーンを見ていたことで、途中でミアとセブが出会った時にいきなりタップダンスを踊り始めようが、デートをする二人が星空を飛びながらダンスを踊ろうが、まったく違和感なくすんなりと受け入れることが出来たので、色んな意味であのオープニングがあったことで、映画全体が面白いものになっていたんじゃないかと思いました。
一方、この映画の物語に関しては、夢を追う二人の恋というものがメインで描かれ、これに関しても共感できる、できないといった、様々な感想を持った人がいるんだなあと思います。
僕個人としては、夢を追うことや恋愛にそこまで思い入れのない人間ではないものの、映画を観ている時は、こうして夢を追う者同士で信頼し応援し合える関係なんて素敵だなあ…などという気持ちになれたので、普通に楽しめました。
そんな物語ですが、この二人の幸せがいつまでも続くのかと思いきや…という、ラストのある意味とても切ない展開が登場するのですが…いやー、ネタバレを防ぎつつ書くのが難しいですね!
ギリギリで書いていきますが、それまで共に夢を追い続けた二人が最後に迎えるある切ない展開があるのですが、その直後にまさにミュージカル映画じゃなければ出来ない!という演出が登場し、それを観た時に「ああー!この映画こう来るかー!」って思って、オープニングとはまた違った驚きと感動に包まれたんですよね。
物語上の展開をぶった切るかのように、言ってみれば空想の世界がそこから物凄いハイテンションで展開していくのです。
そして、その空想の展開というのが、嬉しいことなのか悲しいことなのか一言では判断できないような内容なのですが、そういう言葉に表せない気持ちを、圧倒的な音楽と映像の力で僕らに見せ付けることで、言葉にならない感動を与えてくれるのは、まさしくミュージカル映画でしか出来ないことだと思います。
一応言っておきますと、このラストのとんでもないミュージカル展開こそが、僕が予告編をあとから見て「これネタバレじゃん!」って思った部分なんですよね。
と言うわけで、ラッキーなことに僕はネタバレをせずに見られてラッキーだったなあと思うのですが、そういう自分からすろと、「ラ・ラ・ランド」は全体的にはとても楽しいし、とりわけオープニングとエンディングは爆発的に感動できるような映画だったなあと思います。