前回の記事とは時系列が逆になってしまう訳ですが、
この前の土曜日に、劇団山脈「人間風車」を観て来ました。
正直に言って、俺はこの公演を心待ちにしていました!
と言うのは、「人間風車」の作者が、あの大王こと後藤ひろひと氏だからというのが大きいです。
後藤ひろひと大王のお芝居が好きな人は皆、口を揃えて、「人間風車は名作!!」と言うのです。
しかし、俺も大王が好きなんですが、実はこの「人間風車」を観たことが無かったのです!
今回、山脈で演出を手掛けたI藤くんも、大王の大ファンだったらしいです。
大王は、去年の11月と、今年の4月に松本でワークショップを行っていた訳ですが、
11月のワークショップ後に行われた飲み会で、参加者だったIくんは、彼らしい情熱的な口調で、大王に頼み込んだのでした。
I藤くん「どうか!人間風車をやらせて下さい!」
すると大王は、彼のトレードマークである髭を軽く触りながら、挑戦的な笑みを浮かべて言ったのでした。
大王「難しいぞ……!!」
俺にはこれが、
「難しいぞ……(だが若いうちは何でも挑戦してみるのが大事だ。私にもそんな時期があったもんさ。しかし、私の自信作である人間風車。この脚本を使うからには、それなりの出来にしてくれるんだろうねえ。ただ、そう簡単に私を超えさせはしないよ。そこまでの覚悟があるならやってごらん。これは大王からの挑戦状だ。私を超えられるかな)!!」
くらいの内容に聞こえました。
まあ、要するに、許可が取れて、しかも何やかんやで応援されたに違いない!!
おめでとうIくん!!
そんな訳で、ここまで大王を好きな彼が、どんな舞台を見せてくれるんだという期待に胸を躍らせたのでした。
で、感想ですが……いやー、面白かったです!
大王の脚本はもちろん素晴らしく、役者の方々の演技もハイテンションで開放的で、「やりきっている!」って感じがしてすごく良かったです。
俺が人間風車の脚本でいいなと思ったところは、人間の面白さ、残酷さ、美しさ、という多くの面に関して、
表現に制限をかけないと言うか、そここまでやるのか!と言われるくらい自由なところです。
あと、俺は面白いと思った舞台にはかなり感情移入して観てしまうので、
舞台の登場人物を本当に好きになったり、展開に本気で恐怖したり悲しんだり感動したりしてしまえる舞台が好きなんですが、
今回の人間風車はそう言った意味でとても見応えがありました。
特に主演の演技の見せ場である、主人公の残酷さが全開になる場面では、痛覚に訴えるような恐怖を見せつけられ、
俺の隣で観ていたオバちゃんは、体を強張らせていました。
そしてクライマックスでは、人間の汚さと、その中に隠れた驚くほどの純粋さを見せられたような気分にさせられ、
俺の隣で観ていたオバちゃんは、涙を流していました。
そんな訳で、「人間風車面白かった!」
俺とオバちゃんの気持ちです。
という訳で、劇団山脈の皆さんも、劇団山脈を観た皆さんも、BLUES「堕落ノ詩」を観に来てね!!
(結局宣伝かーい!)
まあ、色んな面白い劇団に囲まれているのは幸せなことだと思います。
凄い刺激を貰いました。
ありがとう劇団山脈。
そして、ありがとう演出のI藤くん。
I藤くんのカーテンコールで感極まって言葉がカミカミになっちゃっていたところ、俺は好きだぞ!
この前の土曜日に、劇団山脈「人間風車」を観て来ました。
正直に言って、俺はこの公演を心待ちにしていました!
と言うのは、「人間風車」の作者が、あの大王こと後藤ひろひと氏だからというのが大きいです。
後藤ひろひと大王のお芝居が好きな人は皆、口を揃えて、「人間風車は名作!!」と言うのです。
しかし、俺も大王が好きなんですが、実はこの「人間風車」を観たことが無かったのです!
今回、山脈で演出を手掛けたI藤くんも、大王の大ファンだったらしいです。
大王は、去年の11月と、今年の4月に松本でワークショップを行っていた訳ですが、
11月のワークショップ後に行われた飲み会で、参加者だったIくんは、彼らしい情熱的な口調で、大王に頼み込んだのでした。
I藤くん「どうか!人間風車をやらせて下さい!」
すると大王は、彼のトレードマークである髭を軽く触りながら、挑戦的な笑みを浮かべて言ったのでした。
大王「難しいぞ……!!」
俺にはこれが、
「難しいぞ……(だが若いうちは何でも挑戦してみるのが大事だ。私にもそんな時期があったもんさ。しかし、私の自信作である人間風車。この脚本を使うからには、それなりの出来にしてくれるんだろうねえ。ただ、そう簡単に私を超えさせはしないよ。そこまでの覚悟があるならやってごらん。これは大王からの挑戦状だ。私を超えられるかな)!!」
くらいの内容に聞こえました。
まあ、要するに、許可が取れて、しかも何やかんやで応援されたに違いない!!
おめでとうIくん!!
そんな訳で、ここまで大王を好きな彼が、どんな舞台を見せてくれるんだという期待に胸を躍らせたのでした。
で、感想ですが……いやー、面白かったです!
大王の脚本はもちろん素晴らしく、役者の方々の演技もハイテンションで開放的で、「やりきっている!」って感じがしてすごく良かったです。
俺が人間風車の脚本でいいなと思ったところは、人間の面白さ、残酷さ、美しさ、という多くの面に関して、
表現に制限をかけないと言うか、そここまでやるのか!と言われるくらい自由なところです。
あと、俺は面白いと思った舞台にはかなり感情移入して観てしまうので、
舞台の登場人物を本当に好きになったり、展開に本気で恐怖したり悲しんだり感動したりしてしまえる舞台が好きなんですが、
今回の人間風車はそう言った意味でとても見応えがありました。
特に主演の演技の見せ場である、主人公の残酷さが全開になる場面では、痛覚に訴えるような恐怖を見せつけられ、
俺の隣で観ていたオバちゃんは、体を強張らせていました。
そしてクライマックスでは、人間の汚さと、その中に隠れた驚くほどの純粋さを見せられたような気分にさせられ、
俺の隣で観ていたオバちゃんは、涙を流していました。
そんな訳で、「人間風車面白かった!」
俺とオバちゃんの気持ちです。
という訳で、劇団山脈の皆さんも、劇団山脈を観た皆さんも、BLUES「堕落ノ詩」を観に来てね!!
(結局宣伝かーい!)
まあ、色んな面白い劇団に囲まれているのは幸せなことだと思います。
凄い刺激を貰いました。
ありがとう劇団山脈。
そして、ありがとう演出のI藤くん。
I藤くんのカーテンコールで感極まって言葉がカミカミになっちゃっていたところ、俺は好きだぞ!