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舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

朗読鑑賞は読書と似ているようで違う不思議な感覚。

2009-08-10 23:27:27 | Weblog
一昨日の話になります。
この前共演させていただいた役者さんが岡谷で「宵待ちハニー」という朗読舞台に出演されるということで、はるばる観に行きました。

会場は、岡谷の「ヘアクラブJ」という美容院の2階の「ファイブペニーズ」というバーのような空間でした。
カウンターと、テーブルがいくつかあり、部屋の中心に椅子が4脚置いてあり、出演者の方はその椅子に座って朗読をしていました。

お金を払って朗読を聞きに行くのは初めての経験で、どんなものなのかと思っていたのですが、予想以上に面白くてびっくしりました!
朗読する人と、それに合わせたピアノの生演奏と、照明。
耳で聴いているだけで、まるでそこにあるストーリーを実際に見ているかのような不思議な感覚。
ただ朗読するという行為だけで、人はここまで感動できるものなのか!

家族の話の朗読を聞いた後は、面白いことに「久し振りに実家に帰って親に顔でも見せるか・・・」って気分になりました。
これが、人の心を動かすってことなのかもしれません。

そう言えば、同じ会場に「劇団ACT」のお二方(CさんとSさん)も来ていて、一緒に朗読を聞きました。
朗読の後、帰ろうとするACTのお二方に誘われてご飯をご一緒しました。

考えてみれば、この方々とは一緒に話すことは度々あったが、こうして一緒にご飯を食べに行くのは初めてでした。
僕の出演した「大江戸狂想曲(ラプソディ)」の感想を聞かせていただいたり、劇団ACTの稽古の方法について教えていただいたりして勉強になりました。

このお二方、芝居というものに対する姿勢が非常に真面目な方々なんですよね。
例えば、劇団ACTでは配役を決める時、敢えて一見適役と思える役者とは違う配役を行うことがあるらしい。
それは、自分とは違う役を行うことで役者のスキルアップを図り、劇団としてのレベルを上げるためらしいのです。

まあ、俺がこうやって色々な劇団の人と交流するのは、みんなから可愛がってもらえる若手の特権を存分に使って色んな劇団の人と仲良くなり、あいつ別に演技とかは下手だけどなんかいい奴だみたいに思われ、あわよくば今度公演に呼んでやろうみたいに思われて芝居の勉強もしつつ何やかんやで美味しい立場についてやろうという策略なんですよね。

そう言ったら、ACTのお二人に笑われました。

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