舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

8月6日、「遠くの友達」を想う。

2024-08-06 23:53:30 | Weblog
8/6(火)、今年もこの日は広島の平和記念式典を見ながら黙祷をしました。
いつもこの日は必ず原爆の犠牲になった人達を追悼し、戦争と核兵器の恐ろしさを忘れずに平和を願うことにしています。

被爆者の方の平均年齢は85歳だそうで、亡くなった方も多い。
原爆死没者慰霊碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれていますが、ロシアのウクライナ侵攻による戦争や、イスラエル軍によるパレスチナ、ガザの攻撃、虐殺が続いてている現代は、過ちが繰り返されてしまっているし、これでは被爆者の方や亡くなった方に顔向けできないと感じます。

今回、ガザで攻撃、虐殺を続けるイスラエルを広島市が招待したことに対して、反対運動が起こりました。
僕も今のイスラエルは平和を願う場には相応しくないと思いますが、ただ、イスラエルに関して広島市に対しては色んな方面からかなりの圧力があるんだろうなあ…と想像する自分もいたりします。

そう思っていたら、NHKの中継にて、イスラエルを招待したことに対して被爆者から批判の声があることにも触れていました。
また、広島県知事は世界では銃弾やミサイルで殺される人達がいることにも触れ、その話をしている時にNHKのカメラがイスラエルの大使を映していて、NHKのせめてもの抵抗だと感じました。

未だに核兵器を保有している国は多く、その脅威はなくなっていない以上、これは人類全体の課題。
それに唯一の被爆国である日本は核兵器禁止条約に参加していないわけで、日本も他人事ではない。

もっと言うなら、アメリカの原爆投下予定地の一つには新潟もあり、たまたま当日曇っていたから避けられたという、本当に自分はたまたま生きているに過ぎない、地元が「はだしのゲン」みたいな世界になっていた可能性もあるくらい、身近な問題です。
だからこそこの時代の一人として、「願うだけでは平和は訪れません」という広島の子供代表の小学生の言葉を重く受け止めます。





こうして広島平和記念式典で始まり、シネ・ウインドに「はだしのゲンが見たヒロシマ」を観に行くという、広島のことを考える一日でした。
なので、広島で撮影された映画「犬ころたちの唄」のTシャツで過ごしました。

広島の原爆犠牲者の人達に想いを馳せることを忘れたくないし、同時に今の広島に住んでいる素敵な人達のことも忘れたくないです。
「犬ころたちの唄」で出会った前田多美さんや深夜兄弟の皆さんもそうだし、Negiccoの熊さんの故郷でもあるわけです。

平和記念公園や原爆資料館には中学生の時に行きましたが大人になった今、あらためてちゃんと見に行きたいし、「犬ころたちの唄」にも登場した横川シネマや本と自由にも行きたいです。
「遠くの友達」のことを想うことで、遠くの世界の出来事も他人事ではなくちょっと身近なものになるのかなと思います。





夕方、夕焼けを見てきました。
これからも世界が平和でありますように。
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