
9/28(火)、T・ジョイ新潟万代で「スーパー戦闘 純烈ジャー」を観てきました。
「古町どんどん」で新潟に来たこともある4人組歌謡グループの純烈が、ヒーローとなって戦う特撮コメディ。
純烈らしい過剰なオバちゃんサービスと昭和ノリ全開の下らなすぎるギャグ満載の低予算バカ映画ですが、真面目に特撮の王道を踏襲したバトルなど見所はしっかり押さえていて、何度か笑うくらい楽しめました。
そもそも純烈って今のメンバーの中の3人が特撮俳優出身なのですが、唯一特撮経験のない後上翔太さんが主人公で、彼がヒーローとして覚醒して純烈ジャーの仲間に加わるという物語になっているんですよね(エンドロールにもしっかり「新人」と書かれてる)。
それが、純烈の歴史をしっかり踏まえていて、この脚本を書いた人の純烈というグループへの愛を持って作られた映画だと感じました。
タイトルからも分かる通り、映画の舞台がいつも純烈が営業しているスーパー銭湯なのはもちろん、純烈のパワーの源が「温泉の女神」という女性達でオバちゃん俳優を起用していること、温泉の神様的存在に前川清、敵のラスボスに小林幸子(ちゃんと巨大化する)という歌謡曲の先輩達を起用しまくっていること、等々、とにかく純烈の設定や歌謡曲のレジェンド達も巻き込んで悪ふざけ満載のバカ映画です。
しかし、純烈の4人をはじめ、敵味方、脇役の一人一人に至るまで、みんなで楽しんで作っている映画なんだろうなあと伝わってきて、なんだかほっこりする映画でした。
個人的に純烈が好きなので、こうして純烈主演の映画が生まれたこと自体が嬉しいし、河崎実監督みたいなバカ特撮って好きなのでそんな映画がスクリーンで見られたことも嬉しかったです。
そんな感じで評価してきましたが最後に…そもそも特撮俳優から生まれた純烈が地道な営業と努力を重ねて紅白に出演するほどの国民的な人気グループとなり、ついにそのルーツである特撮映画が作られた…って本当に凄いことなんだから、最近もセクハラをネタにして炎上していたけれど、もうこれ以上バカなスキャンダルでメンバーが減らないように頑張ってほしいですよ本当に!