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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

関川村の水害のボランティアに行ってきたことについて。

2022-08-08 21:51:34 | Weblog
村上市や関川村など、8/3(水)~4(木)にかけての豪雨災害で被災された方の生活が一日も早く復旧することを願います。



8/8(月)から、関川村でボランティアを新潟県民限定で募集していたので、行ってきました。
ボランティアに参加してみて、被害の状況やボランティアの様子など、実際に行かないと分からないことがたくさんあると実感したので、何かの参考になればと思い、記録をまとめることにします。

関川村のボランティアは、米坂線の越後坂町駅の近くにあるせきかわふれあいドームという場所のボランティアセンターで受け入れているということでした。
しかし、最寄り駅に問い合わせてみたところ、米坂線は今回の水害で運休しているということでした。





なのでひとまず、新潟駅から白新線を乗り継ぎ、羽越本線の坂町駅まで行ってみたのですが、





そこから関川村までの1日4便だけのバスは全便運休していました。
バス停に書いてあった電話番号に問い合わせてみたところ、復旧の目処もこの時点ではないとのことでした。

(追加:あとで調べ直したところ、関川村のバスは8/10(水)から順次復旧、坂町駅からのバスも8/16(火)から復帰の見通しということでした)
なので、ひとまず関川村のボランティアに参加する方は車で行きましょう。







とはいえ、電車で来てしまったので、ひとまず坂町駅周辺を歩いて移動手段を探してみたのですが、もう坂町駅前の商店街の時点で被災していました。









坂町駅前の家やお店は浸水したようで、道路全体に泥が溢れ、人々が復旧作業に追われ、道路沿いには水没した家具やゴミが並び、ゴミを輸送するトラックが行き交っていました。







少し離れたところにあるドラッグトップスと原信も被害を受けたようで、営業を中止して復旧作業をしていました。







坂町駅から関川村までの移動手段がなかったので、ひとまず国道113号線まで30分くらいかけて歩いてみたのですが、道路の周りは泥や流木が溢れていました。







ちょうど国道113号線に出たところで、被害状況を撮影する仕事に来ていた方に出会い、事情を説明して車で関川村まで乗せていただきました。本当にありがとうございました。
あらためて、ボランティアに行く方は車で行きましょう。









国道113号線沿いのガードレールは土砂崩れで破壊されている場所も多く、荒川の対岸の山も土砂崩れのあとが痛々しく残っていました。

国道113号線も、豪雨からしばらく通行止めだったそうですが、8/7(日)から片側交互通行という形で開通したとのことでした。
とはいえ、まだまだ完全な復旧ではなく、片側交互通行の範囲も非常に長いため停車時間が20分毎にあり、渋滞していました。バスの運休もこのためと思われます。













また、これは帰りにボランティアで出会った方の車に乗せていただいた時に撮った写真ですが、米坂線は土砂崩れでレールが埋まったり切断されたりとかなり被害を受けていて、復旧の目処はしばらくつかなさそうだと感じました。





近くまで車に乗せていただいて、せきかわふれあいドームのボランティアセンターへ。





ここでまず、名前と住所と電話番号、ワクチン接種をしていることなどを書類に記入(ボランティアの受け入れはワクチン接種済みの方に限定していた)。
さらに、ここで年度末まで使えるというボランティア保険に加入。色々あるけど一番安い350円のやつにしました。

ここでボランティア登録をして、係の方に割り振られた場所に向かうということに。
僕はちょっと遅れて参加していたのですでに誰もいなくて、人手が足りない場所にあとから合流することになり、それまで待機。

係の方からペットボトル2本をいただき、他にも、タオルももらえたのですが、これは僕は多めに持ってきていたので不要でした。
他にも作業は粉塵が多い場所もあるということで、ゴーグルの貸し出しもしていました。

泥の書き出しに使うスコップなどの作業道具もお借りすることができました(僕は実家からスコップを持っていったのですが完全に無駄になりました)。
あと、村上市のボランティアセンターではタオルや雑巾の寄付を募っていたということで(追加情報:現在は予定枚数に達成したので終了)、一応家にあるものを持って行ってみたのですが、関川村では募集していませんでした(なのでこれも無駄になりました)。





余談ですが、関川村の大したもん蛇まつりの蛇がいました。
またお祭りが出来るように復旧する日を願うばかりです。



僕がボランティアセンターに行った時は、すでに他のボランティアの人達が行った後だったので、人手が少ない場所へ合流することになりました。
作業場所までは、係の方が車で送迎していただきました。

実際に行ってみて分かったのですが、関川村の中でも被害のある場所とない場所があるようで、ボランティアセンターのある場所は特に被害が出ていないようでした。
係の方が言うには、何か所か特に被害の激しい場所があるということで、僕が行った場所は山が近くて被害が大きな場所でした。







僕が行ったお宅は、お年寄りの一人暮らしの方でとにかく生活が大変そうで、ボランティアの受け入れが始まるまでは避難所で暮らしていたということでした。
家の中のほとんどが浸水したようで、水没した家具やゴミをひたすら運びだし、軽トラでピストン輸送しました。





ゴミはその地域のゴミ集積場所に運び、可燃物、不燃物、そして布団などにそれぞれ分けていました。
軽トラはボランティアに参加した方のものらしく、かなり活躍していました(もしボランティアに行く人で軽トラを持っている方は、乗っていくと本当に重宝されると思います)。







ボランティアの作業はとにかく暑く、とにかく水分補給したらすぐに汗がダラダラ出てきたので、ボランティアセンターでもらうペットボトル以外にも水分を持ってきた方がいいと思いました。
また、マスクも汗で濡れてベトベトになるので、替えのマスクを持ってきて良かったです。

ただ、熱中症対策として20分作業したら10分休むというルールが徹底していたので、比較的安心しました。
とはいえ、かなり体力勝負の作業なので、この日は100人ほどのボランティアの方が参加したそうですが、人手はまだまだ必要だなと思いました。

同じお宅で一緒に作業していた人達は5人いて、新潟市内の同じ職場から一緒に来たということでした。
また、野球部の高校生達もボランティアに来ていました(新発田中央高校らしいです)。





お昼の休憩時間は12時から13時までの1時間で、その地区の方の日陰になっているガレージをお借りして、お昼を食べながら休憩しました。
また、トイレもお借りできました。

さらに、その地区の方が焼きそばを作って、ボランティアに差し入れをしてくださっていました。
本当に大変な状況の中でも、地域の人達で助け合っていると感じました。



ボランティアの作業は、20分作業したら10分休み、12~13時は休憩し、13時から14時半まで作業をしたら、別のボランティアの方々と交代することになりました。
作業場所からボランティアセンターまでは、係の方の車と、軽トラにそれぞれ分かれて送迎していただきました。

ボランティアセンターに到着したら、借りていた道具(スコップ、リヤカー、竹ぼうきなど)をお返しして、作業終了の報告をして解散となりました。
そこでも係の方から、ペットボトルの飲み物や、おにぎりやパンなどを無料でいただきました。







作業終了後、ボランティアセンターの向かいにある、温泉施設ゆ~むに、ボランティアの人達と一緒に行くことになりました。
温泉施設ゆ~むは、今は関川村で被災されてお風呂に入れない方のために、しばらく無料で開放していました。

なので、もし関川村にボランティアに行くという方は、着替え一式を持っていって、作業終了後にゆ~むで汗を流してくることが本当におすすめです!
その後、ボランティアで出会った方に坂町駅まで乗せていただいて帰ってきました。お疲れ様でした。





関川村のボランティアに行ってみて、被害の状況やボランティアの様子など、実際に行かないと分からないことが多いと実感したので、何かの参考になればと思い、自分の体験を投稿してきましたが、最後にまとめです。



ボランティアで役立ったもの

長袖長ズボン、長靴、帽子、タオルはマスト。作業は炎天下。
お弁当、飲み物も。飴や塩タブレットがあればさらにいい。
飲み物やタオルはボランティアセンターでもらえるが、多めに持参した方が絶対いい。
マスクも多めに。汗で濡れる。
軍手より厚手のゴム手袋が便利。
着替え一式(関川村に行く方は終了後にボランティアセンター向かいの温泉施設ゆーむに行くのがおすすめ。今は無料)
雨具もあった方がいいと思う。
ビニール袋も多めに。ゴミや着替え用に。
軽トラがある人は乗って行くと重宝される。
スコップなどはボランティアセンターで借りられるので持参しなくていい。
村上市ではタオルや雑巾の寄付を募っていたが、現在は予定枚数うに達したとのこと。関川村でも募集していない。
関川村に行く方は、米坂線は復帰の目処が立っていないので車で行くべき。
関川村は県内限定でボランティアを募集、村上市は感染対策で県北の方に限定(追加情報:村上市も県内全域の方に募集範囲を拡大)。

僕の情報はあくまで参考までにということなので、ボランティアに参加される方は、村上市や関川村のボランティアセンターに直接電話で問い合わせてみてください。



あらためまして、村上市や関川村など豪雨災害で被災された方の生活が一日も早く復旧することを願います。
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