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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

シネ・ウインドで『地の塩 山室軍平』救世軍新潟小隊の中川小隊長と、東條監督の舞台挨拶!

2018-02-27 13:57:13 | Weblog


2/24(土)にシネ・ウインドで『地の塩 山室軍平』という映画を観て来ました。
シネ・ウインドでは、2/24(土)~3/9(金)の2週間上映でした。



この映画が、日本人初の救世軍となった山室軍平の生涯を描いたものであることを因み、上映初日の2/24(土)には、上映前に救世軍新潟小隊の中川邦男小隊長の舞台挨拶が行われました。
また、上映二日目の2/25(日)には、この映画の東條政利監督の舞台挨拶も急遽決定しました。

そして、僕はシネ・ウインドの方から、この二日間の舞台挨拶についてレポートをお願いされました。
と言う訳で、僕はこの二日間、中川小隊長と東條監督の取材をさせていただきました。



ちなみに、予告編はこんな感じです。







まずは上映初日の2/24(土)は、映画の上映前に救世軍新潟小隊の中川邦男小隊長の舞台挨拶が行われました。
中川小隊長の舞台挨拶では、救世軍というものの説明から、ご自身が救世軍に入られた経緯、そしてこの映画の主人公である山室軍平との関わりなどを語っていただきました。

まず、救世軍とは、キリスト教の教えに基づいて、社会福祉活動を行う団体だそうで、日本では明治時代に入ってきたものだそうです。
その救世軍に日本で初めて入隊したのが、この映画の主人公である山室軍平です。

中川小隊長のお父さんは、14歳の時に山室軍平の話を聞いて、19歳の時に救世軍の新潟小隊に入隊し、そんなお父さんの影響を受けて、中川小隊長さんも救世軍に入隊されたそうです。
救世軍が行っていた活動の一つに、廃娼運動(遊郭で働く女性たちを解放させる運動)があるのですが、戦前の新潟でもそれは行われており、新潟で保護した女性たちを東京に送った時の、生々しいお話しもされていました。



さて、そんな中川小隊長の話を聞いたあと、いよいよ『地の塩 山室軍平』の上映が始まったのですが、この映画は、日本初の救世軍となった山室軍平の生涯を描いたものでした。
岡山の貧しい農家に生まれ、幼くして養子に出された山室軍平が、家を飛び出して東京の大学に進学し、やがてキリスト教の教えと出会って神学を学びながら、救世軍と出会い、日本で初めての救世軍の士官となり、様々な活動を行い、その中での結婚、そして亡くなるまでの生涯を、2時間の上映の中で描いていました。

いわゆる、山室軍平の功績を称えるだけの映画ではなく、映画に登場する山室軍平はたくさんの失敗や間違いもする、決して完璧な人間として描かれているわけではないのですが、その人間性こそがこの映画の魅力になっていると思いました。
そして、そんな決して完璧ではない山室軍平が、葛藤を抱えながらも世界の平和のために情熱を燃やし、精一杯生きていく姿を描いていることこそが、この映画を感動的なものにしているなあと思いました。



そんな映画の中で、上映前に中川小隊長が話されていた廃娼運動も登場し、また、保護した女性たちが山室軍平とその奥さんが東京で営む施設で暮らしている場面も描かれていました。
つまり、中川小隊長が新潟で保護した女性が東京に送られた先にいたのが、東京での山室軍平とその奥さんというわけで、中川小隊長のお話と、映画の中で描かれていた出来事がちゃんと繋がっているんだ、という感動がありました。



(余談ですが、この日、雪の影響でバスが遅れてしまい、中川小隊長の舞台挨拶を途中からしか聞くことが出来なかったんですけど、上映後に取材をさせていただきたいと申し出たところ快く応じていただきました。
中川小隊長、そしてシネ・ウインドの皆さん、本当にありがとうございました!)





その翌日、2/25(日)、急遽決まった東條政利監督の舞台挨拶もあるということで、再びシネ・ウインドに行きました。
最初は普通に舞台挨拶を見させていただこうかと思ったんですけど、井上支配人と上映前に監督と3人でお話しさせていただける機械があったので、そこで取材させていただくことになりました。

東條監督は、長岡のご出身で、長岡の映画祭や新潟のシネ・ウインドとも深い縁のある方だそうで、井上支配人とも長い仲だそうです。
そんな東條監督、最初は山室軍平の偉業を紹介する映画にしたかったそうなのですが、調べていくうちに、彼の若い頃の葛藤や情熱などの人間性に惹かれ、それを前面に押し出した映画にしたということでしたが、実際に完成した映画を観ると、大正解!と思いました。





そんな映画を、東條監督と、井上支配人と3人でお蕎麦屋さんでお昼を食べながらお話しさせていただきました。
写真は、アルビのユニフォームを着ながら蕎麦を食べる井上支配人!



この二日間の中川小隊長と東條監督のお話しは、映画への理解がさらに深まるようなものでした!
レポートは、月刊ウインド4月号に書かせていただきます!
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