こんな映画を見て来ましたっANOTHER

鑑賞作品:｢CURED キュアード｣(2D･字幕版)

(ネタバレ防止フィルター稼働中)

原題:｢THE CURED｣

(切り口と画像が違うレビューは｢こちら｣をCURED!)

エレン・ペイジ(｢フラットライナーズ｣｢X-MEN:フューチャー&パスト｣｢スーパー!｣｢インセプション｣｢ローラーガールズ・ダイアリー｣｢JUNO/ジュノ｣｢X-MEN:ファイナル ディシジョン｣)演じるアビーの｢元・感染者｣との関係に苦悩する姿が強烈なリアリティを持って迫って来る。

｢ゾンビ化ウィルス｣からの生還者セナンにサム・キーリー(｢白鯨との闘い｣｢モンスターズ/新種襲来｣)、
同じく生還者コナー:トム・ヴォーン=ローラー(｢アベンジャーズ/エンドゲーム｣｢アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー｣｢MAZE｣)…。
二人の過去と現在の立場の差がギシギシと不協和音を奏でる。

家族や友人らとのつながり或いは断絶、懸命に治療法を探求する医療関係者と隔離や切り捨てを主張する多方面からの思惑…歪は日々増していき…。
不当な差別や圧力が｢元・感染者｣たちを苛み、一部は強硬な手段をもって反発を始める。

キッカケは｢ウィルス｣であっても｢暴走｣そのものはそれとは無関係に加速する。


紛れもなく｢B級｣のパニック映画だが、決して他人面できる内容ではない。


他のキャストに
ある事情を抱え治療法探しに奔走するドクター:ポーラ・マルコムソン(｢ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション｣｢ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス｣｢ハンガー・ゲーム2｣｢ハンガー・ゲーム｣)…｢ハンガー・ゲーム｣ではジェニファー・ローレンスのママ役だった。生還者の社会復帰を監督する立場にいながら…な軍人?カンター:スチュアート・グレアム、セナンの兄でアビーの夫:ピーター・キャンピオンら。

これ以上ないというタイミングで日本公開を迎えた本作(映画は自粛前から公開されている。なおアイルランド・アメリカ合衆国での公開は2018年)。公開時期のおかげで｢別次元｣のリアリティが加算されたのは確か。
内容が内容だけにいつ自粛・打ち切りされてもおかしくないレベル←その前に客が入らなきゃ以下略


｢鑑賞評価:☆☆☆☆△｣

蛇足…様々な大人の事情により、まず地上波で見る事は無さそう…。