「不肖・宮嶋のネェちゃん撮らせんかい!」
著者:宮嶋茂樹
…今、こんな本出版したら大炎上間違いなしっ!…な一品ww
まぁ「まえがき」の二行目にして著者本人が太鼓判捺してるくらいだから←なんでだよw
タイトルまんまにえぇ女を撮りに行ったのはなんと内戦くすぶるボスニア(紹介の仕方はハチャメチャだがネェちゃんを見る目は確か)。
よくもまぁ政治的にも物理的にもこんなにメチャクチャな旅に出たな…ともはや呆れかえるレベル。
「著者のドタバタ旅日記」「ナンパ撮影会の顛末」と「モデル女性の生活風景」「各国の軍が入り乱れる国境」などのリアルな描写の落差が凄まじい(写真にキャプションが添えてあるがサラッと内戦下のエゲつない話が書いてあったりする)。
軍事ネタや旅ネタ、(内戦報道に隠れた)各国の庶民の生活…読み応えたっぷりの一冊。
ともすれば悲惨で暗いドキュメントになりかねない状況を著者独特の軽快(?)…ふざけた(?)筆が見事にカバー(しすぎてる感も否めないが←)。
モデル嬢にとって「ギャラ」より「(撮影で使った)化粧品」を貰う方が嬉しいとか、セルビアのタクシーの相場とかクロアチアの飲んだくれ事情とかベオグラードの冷蔵庫にはコーラが冷えていてサラエボの高級ホテルの(戦時下)月給が5〜600円だったとか以下数行省略
そういうのに興味がある人にはオススメ。
…できれば写真はカラーで見たかったかな…。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ