ニュージーランド戦の前半、ＰＫを決める香川（５日）＝里見研撮影
サッカーのキリンチャレンジ杯、日本―ニュージーランド（ＮＺ）戦が５日夜、国立競技場で行われ、日本は４―２でＮＺに大勝した。
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【経過】
日本は４分、相手ＤＦラインの裏を狙った香川の浮き球のパスを、岡崎が決めて先制。
日本は７分、香川が倒されてＰＫを得ると、自ら決めて追加点を奪った。
日本は１１分、右サイドからの本田のＦＫを、森重が頭で合わせて３点目を挙げた。
日本は１７分、本田のヒールパスを、岡崎が左足でシュート。相手ＧＫの手をはじいてネットを揺らし、４―０とした。
ＮＺは２６分、左サイドのＦＫをゴール前の味方に合わせるも、サイドネットに外れて得点ならず。
日本は２８分、右サイドから低いクロスを送るも、味方が合わせられなかった。
ＮＺは３３分、右サイドでＦＫを獲得し、ゴール前に浮き球のパスを送るも日本がクリア。ＮＺはその直後、右サイドからクロスを上げたが味方にはつながらなかった。
ＮＺは３８分、左サイドをパス交換で突破し、ゴール前にクロスを送るも日本が防いだ。
ＮＺは３９分、中盤のロングパスから、ウッドが左サイドを単独突破。角度の少ない難しいシュートを決めて１点を返した。
日本が４―１とリードして前半終了。
後半が始まり、日本は酒井宏、山口、青山、岡崎に代わり、酒井高（シュツットガルト）、遠藤（Ｇ大阪）、細貝（ヘルタ）、清武（ニュルンベルク）が入った。
ＮＺは５４分、清武のミスパスを右サイドでカットして好機を作り、ＣＫを獲得。
ＮＺは５６分、右サイドの低いクロスで得点の好機を作ったが、ゴール前の味方が合わせられなかった。
ＮＺは６２分、右サイドから鋭いクロスをゴール前に転がすも酒井高がクリア。その直後、ＣＫからＮＺ選手がシュートを放つも川島がはじいてピンチを脱した。
日本は６５分、右サイドから本田が鋭いシュートを放つも、相手ＧＫが体の正面ではじいた。
日本は７４分、左サイドから長友が山なりのクロスをゴール前に。フリーの遠藤が右足で落とすと、清武が右足で強烈なシュート。低い弾道で惜しくも左ポストをはじき、追加点を挙げることは出来なかった。
日本は７７分、左サイド寄りから清武のクロスを送ると、ゴール前で本田がボレーで合わせるもミートできず。
日本は７９分、香川に代わり、斎藤（横浜Ｍ）をピッチに送った。
ＮＺは８０分、右サイド寄りから山なりのクロスを送り、ゴール前でフリーのウッドが右足ボレーを決めて２点目。２―４とした。日本は大迫に代えて、豊田（鳥栖）を投入した。
日本は８５分、本田、斎藤が相次いで相手ペナルティーエリア内で仕掛けるが、相手がしのいでＣＫに。ＣＫは相手がはじいて、得点はならなかった。
日本は８８分、ほぼゴール正面で得たＦＫを、本田が狙うも相手ＧＫが好セーブ。その後も互いに好機を作ったが、得点は生まれずに試合を終えた。
◇
世界ランキングは日本が５０位、ＮＺが８９位。ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会の登録メンバー発表前に行われる最後の試合で、長谷部（ニュルンベルク）、内田（シャルケ）は故障で招集されなかった。今野（Ｇ大阪）は体調不良のため５日の試合前にチームを離脱した。この試合は、改修前の国立競技場で日本代表が行うラストゲームとなる。
◇
先発メンバーは以下の通り。
▽ＧＫ 川島（スタンダール・リエージュ）
▽ＤＦ 酒井宏（ハノーバー）、吉田（サウサンプトン）、森重（Ｆ東京）、長友（インテル・ミラノ）
▽ＭＦ 山口（Ｃ大阪）、青山（広島）、本田（ＡＣミラン）、香川（マンチェスター・ユナイテッド）
▽ＦＷ 岡崎（マインツ）、大迫（１８６０ミュンヘン）
（2014年3月5日21時32分
読売新聞）
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