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黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

昨夜雪がパラつきまして……

2018年12月29日 | バイク



不夜城福岡天神。

寒かろうと雪がパラつこうと乗る。

手がかじかむ。

帰ってきたら嫁があきれてた。

年の瀬と人は言う。
12月に入るとポンポンと日にちが過ぎて聞きます。
師走とは言ったものです。
年の瀬、「瀬」とは目に映る水の流れのことです。
日本人は、時間を表す時にこの「瀬の字」を使いますね。
時の流れの速さを川に重ねる。
この国は人も街も自然も、みな美しい。バイクで夜1人で走っていると、そんなことを考えます。

DR600ダカールでガレキを越えてみる。そうしなきゃイケナイ何かがある。

2018年12月20日 | バイク
バイクに乗らない人、特にオフロードバイクに乗らない人には中々理解されない。

山を走ってると、たまにこういうとこに出くわします。

…………こういうとこ…。
「越えたく」なるんです。
最初は引き返そうと思った。ダメだ。どうしてもこの先に行きたい。
何がこの先にあるかはわからない。
………よっしゃ!越えて見せましょガレキ越え。
ガソリン満タンにすると170kgを越える600のオフロードバイクはストトト…と行って「ポコン」と倒れたら、足場の不安定な場所じゃ起こすのがひと苦労だ。
若い頃オフバイクで1億回くらいコケたから、もうコケない。
一生分…来世分、コケたからコケない。
取り敢えず歩いて向こうっ側に行ってライン取り。

こうか?
うぬぬ


「アムロ行きまーす」(ガンダム世代じゃないけど)


はい。行けました。

おめでとう。ありがとう。

だいたいバイクに乗らない人には
「だから何なんだ」
と言われます。




ただ「その先」にはこういう景色がありました。





部品交換ということだけでも、何かが見えてくる。

2018年12月18日 | バイク

ボロボロのDR600がやってきて半年。
何にも手を付けてなかったんですが(走りに支障なかったもので)ついに、フロントタイヤとフォークブーツを交換しました♬
アナキーです。
アドベンチャー乗りはアナキー率高いみたいですが、皆さんどうでしょう?

しかしフォークブーツ……

よくもまあ、

こんなボロボロに劣化するものです。
金、ゴールドね。金以外は自然条件の中で必ず酸化する。
人間はゴミと新品との折り合いを付けながら生きて行く。


部品交換ってのはそう言うことだ。

しかし、バイクのディテールってのは、1部目立つところが新しくなると、相乗効果でパっと見の印象がずいぶん変わるもんですな。

全体が「よくなった」気がする。

だからワザワザ汚しに行く。

汚しに行く、は言い過ぎか……


オフロードバイクで山に浸りに行くこと。
悪いこっちゃない。と思うが、
ゴミなんぞを散らかさない。はもちろんのこと、昨今は「轍(わだち)」も残さず、「そこのは誰も来なかった」という体(てい)で痕跡を消し、インパクトを自然に与えないように気を付けなきゃいけない。

特に「山に浸りに行かない人」が外野でヤジを飛ばす。
そういう人はブルドーザーでコテンパンに自然破壊した都市に住んでいる。

知ってますか?街中の山荘。

2018年11月21日 | バイク


福岡市の中央区。
閑静な住宅地に突然現れる苫屋があります。


「平尾山荘」



今日は何にもない日(と決める)なので裏路地探索。
まあ福岡の人はよく知ってると思いますが、あなたはこの平尾山荘を知っているか。

野村望東尼(ぼうとうに)
福岡で高杉晋作を始め多くの志士の精神的援助をしたモトば婆ちゃん。
150年前、江戸時代の建物はその風雪に耐えヒッソリここにある。


夕方5時までここは自由に開放してます。





初春は梅。春は桜。秋の紅葉。
僕はフッと思い立ったらここに来てるなぁ……

これは珍しい。
梅の木の紅葉です♬


本名モトさん。仏門に入り望東尼(ぼうとうに)を名乗ります。

高杉晋作の辞世
「面白き、ことも無き世を、面白く」
の後に
「住みなすものは、心なりけり」
と返句を送ったモト婆ちゃん。


晋作にはなれそうにないけれど、

今の世の中の「オモシロ」を、ぼちぼち探して今日も明日もバイクに乗ります♬

凄い女がいたもんだ。いい日旅立ち、バイクはイイね\(^o^)/

2018年11月19日 | バイク

バイク仲間とツーリングに行きました♬


ツーリングといっても 近場。往復100kmぐらいのところ。
何も遠くに行かなくても、探せばいいとこなんかいくらでもある。
感受性次第です。




とは言え目的地は日常と少しは違うとこが良い。


と言うわけでこないだからよく行ってる、呑山観音寺に行きました。
僕の家起点で往復100kmのコース。
久留米や北九州からはもっと走行距離が伸びますね。



そこに、広島から300kmの距離を片道6時間以上かけて来てくれた女性がいました。


しかもバイクは100ccヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
みんなナナハンとか1000ccとか、でっかいバイクで参加する男たち。

パチリと1枚☆

このバイタリティ。
この心意気。

見事としか言いようがない。
「今日中に帰ります」と。

皆で記念撮影撮ったら、とんぼ返りで帰路につきました。


タミさん。あなたに幸の多からんことを…………

やろうども引き上げだ!!

良い日でした。

「ふーねが来たぞ!!!」能古島の片思い♬

2018年11月12日 | バイク

福岡、博多湾に浮かぶ能古島に向かう。


おお!


おおお

船が来たぞ〜

乗り込むぞ〜


乗り込んだぞ〜

「船が出るぞ〜!」

「さようなら〜」

島に近づきマス。

下船だ〜

さて

さてさて

いいね♬
福岡市に浮かぶ能古島(のこのしま)は井上陽水の歌にも歌われた、身近な観光地。
観光地というのは大げさか、、
車は島民しか乗り入れては行けない、がバイクは自由に走ってよろしい!!……んだって(⌒-⌒; )

夏は海水浴客でにぎわったのでしょう。
ただ博多湾内はさすがに「綺麗な海」とは言い難い。
汚くはないが、外海(湾外)の方が水が澄んでいる。

それでも九州の海は良い♬



展望台。

遠く(近く)に福岡160万都市。

この先に朝鮮半島大陸がある。

走りましょう。

離島は二次林が少ない。当たり前だが林業がないからで、杉の木はほとんどない。
つまり太古の森ですね。
原生林がしまをおおう。


作家 檀一雄の歌碑が、山の中に突如現れる。

晩年、ここに移り住み、宇野重吉とウドンを作って過ごした(らしい)


出ました♬

この夕陽を見たくて、この島に来たんです☆



ドップリ暮れた、3時間の旅でした♬

DR600ダカールが空を仰ぐ理由。どうしてだと思いますか?

2018年11月08日 | バイク


数日後。
しっかりバイクで行きました(๑˃̵ᴗ˂̵)/

思った通り日本の秋にはバイクが似合う。
オートバイは上を向くと空が見え、
下を向くと地面が見える。
人間の視野視界を押し拡げる不思議な乗り物。




車で行くのとの違いは、そこに至るまでの空間を空と地面付きで吸い込むためです。
吸い込んだからってどうなるわけでもない。
ただその夜寝る時、ちょっと良い気持ちになれるんです♬

天の意にそう 11月。

霜月の九州。

福岡城は別名舞鶴城。鶴が舞うごとき美しい城だと言う。

2018年11月04日 | バイク

福岡城には天守がない。
最初から作らなかったと言う説もあるが、土台が、基礎の礎石が残っている。
関ヶ原の後に作られたから、まあ物見櫓たる天守閣は要らない……と言うことだろうが、戦国時代終焉後建てられた城で、天守を作った城はいっぱいある。
「象徴」でもあるからです。

一旦造ったが、初代藩主 黒田長政が、取り壊し大阪城再建のために提供した……と言う説もある。
そりゃ無理がある話だぜ、とも思う。


お城は好きですね。
お城はカッコいい。

日本建築の粋がここにある。
人類は富や権力を持つと「高いもの」を作りたくなる。
高いとエラいのだ。


高いとこから下界ってヤツを見下ろすと、エラくなった気がするのは確かだ。


エラくとも何ともない僕は地に這いつくばるようにバイクに乗るだけだ。