黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

世界平和を歌うバイクの集い

2017年05月31日 | 旅行

「長崎ピースラリー」っていうハーレーダビットソンのキャンプミーティングに行ってきました。


ハーレー乗りは独特のコミュニティーを持っていて、毎月全国どこかで「ミーティング」と称しお祭をやっている。
総じて、一見強面だが心優しき大人のバイカーが多い(ハーレーはやはり高価なのだ)
足繁く全国を回るライダーもいる。
彼らは「ヘルメットペイント」や「シルバーアクセサリー」「Tシャツや革ジャン」などを各イベントで売って生計を立ててる者もいて、フーテンの寅さんよろしく全国行脚。でかいトレーラーや自動車の伴走付きでもはや「プロ」と言っても差し支えない。

200台のでっかいバイクが集まった。
皆「やあ去年の広島以来ですなー」とか「長野出会ったっきりでしたねぇ」とか「夏の北海道は行く予定ですか?」など大部分は旅好き、キャンプ好きのオッちゃんたちだ。(この祭のためみんな日々の仕事頑張ってんだ)

女性ライダーもイッパイいてとてもアットホーム。 反社会的な暴れ者なぞ全くいません。




主催する人は、このフットワークの軽いバイク乗りが集まる事で、何かのムーブメントが出来ないかって考える人もいたりする。

今回の「長崎ピースラリー」の主催者は冗談やシャレじゃなく「世界平和」というメインテーマを掲げている。
10年以上やり続けたこのミーティングで長崎原爆の写真ブース(簡易テントだが)や、被爆体験者の古老による体験談の公演。核拡散防止運動団体への寄付金集め。
「いつも自由を歌ってる我々バイク乗りなら、たまにはその自由ってやつを、平和のために使ってみないか?」と呼びかける。




バイクであろうとなんであろうと人のレクレーションなんてのは、それぞれの楽しみ方で人は過ごしていい。
ボランティアや寄付金集めなんかも、各々の価値観の中で粛々と行ってもいいし、なんならやらなくてもいい。
ただ楽しみの少し先に、「これも、1つの形だ」って、みんなで「命」や「平和」ってもんを考える時間があっても、いいんじゃないか……そう思った2日間でした。

みんないい顔してる♬



僕に愛犬もいい顔してる♬


長崎県諫早(いさはや)市、結の浜キャンプ場。

あなたも全国どこかでやってるハーレーミーティング。顔出してみてはいかがですか?(^-^)
ハーレーになんか乗ってなくていい(僕はハーレー乗りじゃないし)車参加組もたーくさんいる。
みんなで素敵な夕日眺めて過ごす日があっていいんだってね♬

奇蹟の長崎

2017年05月29日 | 旅行



長崎と言えば中華街

長崎の中華街は小さい。
横浜、神戸に比べ小さい。
世界中の中華街の中で1番小さいんじゃないか?

世界三大中華街は、ロンドン、ロサンゼルス、横浜、と言われる。
僕はロサンゼルスと横浜の中華街に行ったことあるので「世界中の……」と言って比較してもいいと思う(ダメっすか(^^;;)

この「中華街」と言う定義は何か。

中華街風の中国アジア街はたくさんあるが、「華僑組合」が自主管理運営してる計画エリアを「中華街(Chinatown)」と呼ぶようだ。


原色繚乱の派手な街。

異国情緒なんて郷愁や憧憬とは程遠い、むせ返るような圧力。
「生命力」や「バイタリティ」に包まれるこの街が僕は大好きです♬

「通」と言われる人たちがいて、その中華街通がよく言うのは
「長崎の中華街は確かに小さいが、横浜 神戸より、食いもんが絶対美味い」ってことで、「そりゃピンキリ…って言うか、美味いとこは美味いし、不味いとこは不味いっしょ」と言いたいところだが、「九州」ってとこは、海流の関係で「魚介類」の美味さが半端じゃない。(博多が典型的)
良い素材度が高けりゃ中国人料理人の腕が同等なら、「長崎中華街が1番美味いもの出すよね」
っていうのもうなずける。

僕は和食の料理人なので、中華料理にはちょっと抵抗がある。料理方やメニューに問題があるわけじゃない。
「化学調味料」を使いすぎ、なのだ。
入店時「おたくのお店は化学調味料入れてますか?」と聞くわけにもいかず。頑張って行くたびにゲンナリする。
だから中華街大好きと言っても、僕はあまり中華街では飯を食べない。
ぐるナビ的なネットの情報も、過去何度も失敗してるので信用してない。
運にまかせ自分で探すしかないが、今回友人がここは「本当に美味しい」と言うので、行ってみた。

ビックリ!
感動。
「う、うまい!」
叫んでしまった。
野菜がシッカリ炒められて旨味が料理全体に広がっている。
ダラダラ弱火でクタクタに火を通してはいけない。旨味が酸化により分解されるし、栄養価も下がる。

圧倒的な火力で「一気に」野菜と魚介、豚肉を炒める……これは「炒めつける」と言った方が良いってくらい強火で短時間炒めるのだ。こがさずクタクタにならずしんなりさせる。腕がいるのです。
「ここの料理人はプロだ」と一緒に食ってる友人に言うと
「プロ?当たり前でしょう」と返す。
「プロにも色々いるんだ。これはプロ中のプロだ」

何より化学調味料をほとんど入れてない。入れる必要がない事を、ここの料理人は知っているのだ。

美味しいものを食べると人は幸せになる。
人は美味しいものを食べなきゃいけない。
ただ良い店は有名になると味が落ちたり、いっぱいで入れなかったりするから、人には教えたくない。

だからこういうブログで書くつもりなかったが、帰ってネット見てみたら
「ぐるナビ。口コミ、その他、みんなが選ぶ、No.1」の店だった。

江山楼(こうざんろう)
教えたくないどころか、み〜んなが知ってました(^^;;

フェリーに乗るということ

2017年05月25日 | 旅行

バイクの旅でたまにフェリーに乗る。

バイク乗りがどんな思いでフェリーに乗るか…
「フェリー使うなんて軟弱だ」という人もいれば。
「フェリーうまく使いこなしてこそ旅ってもんだ」という人もいる。


なるべくなら僕も使いたくない。
「走ってなんぼ」のバイク乗り。四国ー九州とか離島とか本州ー北海道とか、物理的に使わなきゃいけない場合を除いて、なるべくなら使いたくない。

旅に電車、バス、自家用車、飛行機、自転車、徒歩。いろんなツールがある中で、わざわざバイクを選んでいる。
バイクは全天候型だ。顔や爪先は、服着ていようとヘルメットかぶっていようと、常に風にさらされている。風景は目からの情報より、匂いや気温の感知で記憶する(場合が多い)
フェリー乗って目的地なんか意味ないじゃん、と思ってしまう。


しかしだ、のっぴきならない事情でフェリーに乗る時、「やだなやだな」と乗ってちゃもったいない。
いざ乗ったら船旅楽しまなきゃね♬

僕はすぐに風呂に入る。1番風呂だ。発進してすぐ。「まさに湯船だね」とか思いながら、微妙に水面が揺れるのを楽しむ。

大阪ー門司なんかひと晩だ。酒も飲めりゃ、寝ることもできる。目的地の作戦も立て放題。あ〜楽チン♬
「バイクで何百キロも走る奴なんざバカだね」 などと言い出す始末だ。

乗船客の人間観察も面白い。
フェリーはエンジンがある地球上のあらゆる交通手段の中で1番安上がりだ。
独特の昭和枯れススキ感がたまらない。

甲板の夜の海もいい。
黒々とした海面にキラキラ光る月明かり星明かり☆
真夜中の海は、決して漆黒の闇ではないのだ。僕なんかは
「ゴジラ出て来んかな〜」と、ジ〜と見ている。

瀬戸内の船旅は陸が近い。離島や半島のイルミネーションはどんな繁華街より綺麗だ。

楽しみすぎか?「なるべくなら使いたくない」とか言っといて……
あ〜、少し横になろう。
どんなに寝坊しても、朝になれば、絶対起こしてくれる(当たり前)



さあて、出発だ!!



不思議の家がありまして……

2017年05月24日 | 日記

ここは、なんというのだろう。

福岡市南区にこつぜんと現れる謎の廃墟。

「博多めんちゃんこ」を食べた後、イップクがてら徘徊してたら坂を登る途中にこれが出現。


廃墟マニアには堪んないんでしょう。

聞きました。
その辺りの人びとに聞いて回りました。

「私が子供の時から、この状態でここにあったわ」50代ほどのオバ様。


犬の散歩とか、子供を遊ばせ(真ん前に公園あり)ているお母さんたちに聞いても、
「ズットこうしてある」 ばかり。

周辺グルリと歩いていたら、ほんのちょい離れたとこに「石の家」って寿司屋さんがあった。

「石の家?……これでしょ」
そのまんまじゃないか。入ってみたら大将らしきオジさん。
「すみません、通りすがりの者ですが、どうしてもアレが気になって」

そりゃ気になるっちゅうねん。
「あれはこちらのお店と何か関係があるのでしょうか?」
「いや、わからん、知らん」の一点張り。
(こりゃ、訳ありか……)
「ありがとうございます。失礼します」

訳ありっていっても、呪怨的なイケない感じはしない。
向かいの公園は実にホノボノ平和の空間。

アーなんだよ。近所の方が知らないって言ったらどうしようもナイジャン。

…見つけました。10人目くらいに「なんか …ハッキリは言えないんだけど」と言って話し始めた。
聞けば、ここの先代のご主人、太平洋戦争後、満州から引き上げて来る前、中国の仙人みたいな老人にお守りだ、と「石」をもらったらしく、日本に戻って事業も上手くいき、石のおかげだって、日本中から霊気を出す石を集めた、ってことだそうだ。

裏手に豪邸があって、今はそこに二世帯家族で住んでいるそうだが、廃墟化の原因は「わからない」とのこと。

寿司屋さんは息子さんだそうだ。
多分みんなに聞かれ、答えるのがヤになってんだろう。(だったら『石の家』は名前変えれば良いのに……とは言わない(^^;;))

皆さんどうでしょうか……
謎は謎のままで、勝手に福岡奇怪遺産に認定します♬



トラクター大作戦

2017年05月23日 | 旅行

僕は実は狙っている事があって。
いつかトラクターか耕運機で日本一周したいのだ♬

子供の時からの、ごく単純な夢です。

ビーパルって雑誌で…25年くらい前かな紀行作家のシェルパ斉藤さんが、その企画をやった時
「やられた〜!」と思いました。

まあ、先人がいてもいなくてもいいんですが……(๑˃̵ᴗ˂̵)

アメリカ映画で「ストレイト ストーリー」ってのがありましたね

『ストレイト・ストーリー』(The Straight Story)は、デヴィッド・リンチ監督のロードムービー。

アイオワ州ローレンスに住む老人が、時速8kmの芝刈り機に乗ってウィスコンシン州に住む病気で倒れた兄に会いに行くまでの物語である。1994年に「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された実話を基にしている。

この映画まだ見ていないんですが、今度見よ♬

子供の頃、母方の里は、申し分ない百姓で、よく(遊び半分ではありますが)手伝っていました。
40年前の九州片田舎は、まだ機械化農業でもなく一家総出で弁当おにぎりワークでした。

後ろのトラック荷台に干し稲積んで、潜り込んで、夜風呂入る時、首の周りチクチクで痛かった……(^-^)


バイクで日本中走りました。


バイクはフルオープンカーです。
雨が降れば雨に降られる。
風が吹けば風に吹かれる。

当たり前に季節を感じる乗り物です。

耕運機の旅。
「幌馬車」のイメージ。ってどうしても感じてしまう。
バイクが現代の馬なら、耕運機はまさに現代の幌馬車ですね(≧∇≦)


耕運機の安いのっていくら位なんだろう……
今52歳だから、60歳位になったら本腰入れよう。



皆さん、黒ニャンはまだまだ、旅の途中です。

アラビアのロレンスにゃ、なれんもんさ。

2017年05月22日 | バイク


「パリからアフリカのダカールまでさ、いろんな 乗り物でヨーイドンしたら、いったい誰が1番速い(早い)?もちろんサハラ砂漠横断するよ」
と、フランスのお金持ちが言い出した。

第一回はホント草レースだった。自動車。バイク。トラック。バギー。果てはスクーターのベスパまで、走りに走ったチキチキマシン猛レース。
砂漠越えるんだ。ガソリンどうしよう。て言うか水〜!!食いもん寝るとこは??
必要なのは、お金と勇気。
世界一過酷な草レース。


評判上々。回を重ねるごとに参加人数も増えて行き、HONDAやYAMAHAのメーカーもほっとけなくなった。
社運を賭けてこの大冒険をサポートし、ワークスマシンの開発も含め、大晦日からたった10日ほどの酔狂なレース(ラリー)に参加した。

「パリダカールラリー」

いつしかその個人主催の草レースは、F-1に匹敵する国際格式の大レースになっていった。


20代の頃、さすがに憧れた。(だって大冒険だ。ラクダにオアシス世界一の大砂漠!!!)
オフロードバイクに乗り、林道や獣道、夜の街も駆け抜け、色んなとこに旅をし、日本一周もやっつけて、そんで耐久モトクロスレースになんかにも出たりして
「道は俺のもんさ」なんて何の根拠もない自信に、酔いしれ「バリバリ」走り回ってた頃なわけで。

「いつかはパリダカ!!」

けどね。当然ですが、金もなきゃ、コネもない。フランス語どころか英語も話せない。何よりホントのサハラ砂漠を走る甲斐性もない。な〜んにもないハナタレ小僧がパリダカなんかに出れる可能性のカケラもない。

ないないだらけ〜\(^o^)/に決まってる。

近所の砂浜でパリダカごっこするのが関の山でありました。

いつしか汗ダクダクで砂浜で走ることもなくなった。(理由は大人になったから)

バイクはずっと乗ってますよ。旅もします。仕事なんかバイク雑誌の雑文で食っている。
去年は1人旅で九州から新潟、会津まで行ったし、中国四国も行ったかな。
バイクの乗り方は「インナートリップ」と言いますか。 内なる旅、「走るとは何か」なんて妙に哲学ッポクなっている。

それが悪いってわけじゃないし充分に「いい感じ」だ。

日曜日「砂浜を走り」に20数年ぶりに行ったのです。(理由は子供に戻ったから)



いやいや楽しいのなんの♬♬
「まだまだイケるバイ」ってなもんで「いい汗」かきました。



砂浜っていうのは二輪は砂にタイヤを取られる。
二輪だけじゃないか。二本足であろうと、四輪自動車であろうと、砂に接地面がめり込む。
つまり「走りにくい」
ただそれはそのまんま「だから楽しい」に繋がる。パワーとテクニックでねじ伏せる。
うーん………心は子供でも体はオッさんだ。5分も走れば腕が上がる。
タバコ吸って、コーヒー飲んで「さ、もう1回」

何時間走ったかしら……

ずいぶん太陽傾いた。


こいつぁあヤバイぞ……

「またハマりそうだ」
(浜だけに)







ボヨヨーンとは何か

2017年05月21日 | 日記

都市の開発って何なんだろうと思う。
福岡市博多湾に鳴りもの入りで出来た「アイランドシティ」
 
福岡、いや九州でも稀少な動植物の生息地、和白の干潟を埋め立てようとした時、市民は反対した。 
博多湾で唯一残る、天然干潟です。
干潟は海の浄化装置で、アサリを始め栄養過多な海水を正常に戻す生物がたくさんいる。

福岡市は、「じゃあ埋め立てはヤメにします」と言ったのでみんな「おおー!」っと喜んだ。「福岡市えらいぞ!!」……けど話は続く。
「そんかわり人工島を作りま〜す」と干潟からわずか、500メートルの沖に島を造ってしまった。
みんな「オイオイオーイ」と突っ込んだ。ボヨヨーンだ。


今、干潟は当然海流が変わり、ジリジリと「死の干潟」に向かっている。
東京、大阪は言うに及ばず、埋め立て、干拓の歴史で都市ってやつが成り立っているのは、わかっている。ただし、完成から10数年たった現在、人工島の6割は空き地なのである。いまだに、だ。 


福岡市最高峰のタワーマンションは46階。空き部屋あり。

「安価な住宅地を提供する」これもまたご多聞にもれず嘘っぱちだった。
「ほれ見たことか」シンドロームを何度繰り返すのか

たちの悪いことに、よく整備された住宅、地広々とした公園、根が田舎モンの私には、どれもこれも、みんな「素敵な所」にも見えてしまう。 

都市の発展とは何なんだろうと思う。

このトリプルタワーマンションは福岡出身のあゆが、最上階全フロアーを買って家族が住んでいるという。

観光マップに載らないお堂

2017年05月20日 | 神社仏閣

福岡市は西区に飯盛神社ってのがあって、文殊堂というお堂があるんです。

1333年というから室町時代でしょうか、文殊菩薩の木像が建立されてます。

飯盛神社の神宮寺として栄えたそうですが、足利幕府の衰退によりお堂だけ残ってたのを江戸時代黒田の殿様が再興したということです。


仏経においての「知恵の神様(仏様)」なもんで、オッペケペーなボクにはありがたい😌

お堂の裏に湧き水があり、地元の人たちがポリタンクなどを持ち寄り汲んでらっしゃる。中にはエプロンに作務衣という出で立ち方もいるので、博多の料理屋さんのおいしい料理にひと役かってるのでしょうね。


小学生の子供3人連れたお父さんが。 スーパーの袋にお茶の空きボトルがたくさん、、、
「モンジュ様のお水で、かしこくなるんだぞ」 と言ったかどうかは聞こえませんが、地域にひっそり親しまれる、鎮守の神さま。

なんだか心が落ち着きました(^-^)


空に憧れて

2017年05月18日 | 日記


空に憧れて
空を駆けてゆく

ユーミンはあんまり好きじゃなかった。
だから映画「風立ちぬ」でこの歌を知り「へーこれ、いい」と思い、この歌の出来たいきさつと、高校生の荒井由実のピュアな心を聞かされて……大好きになりました。(単純なもんです)

僕が住んでる博多の美野島商店街は、天神ほどの中心都会部ではなく、いわゆる「下町」であり、そこに小っさなブティックがある。


ツレ合いが何気なく立ち寄り服を物色してたら、視界の隅に「店員さんではないオバさんが」いて、なんか…なんだか、何だろう…?気になってたって。

オバさんたくさん服買って出てったあと、店員さん
「今の方 わかりました?」
「え?」
「ユーミンですよ」
「ええ〜?!」
「何年か前、それこそフラってやって来て服買ってくれたんです。それから博多でコンサートある時は、毎回ここに寄ってくれるようになって。……ほら」壁指差すと、そこにはユーミンのサインが……
そりゃオーラあるっちゅうねん。

10坪ほどの小ちゃな小ちゃな下町の服屋さん。
恐るべしユーミン。マネージャー的なお付きの方も誰も連れて来ず、いつも1人で前ぶれもなく現れるそうです(^^;)


今日の夕方、暮れなづむ博多の街に、飛行機雲が掛かってました。

春が終わりました。

2017年05月17日 | 日記

新緑も深緑へ変わろうとしている。

夏も冬も秋も秋長いのに、春って短くないですか?
「3月って実質冬だよね」って誰か言ってた。

良く「北国の春はいっせいに花が咲く短く儚い季節です」みたいに言われるけど、それは南国九州だって一緒です。

今、ケータイやスマフォ、タブレットにデジカメ……「写真」ってものが実にお手軽になってるんで、日常の何気ない場面や風景も町中カメラマンとなってカシャカシャ撮ってしまう。


花は「春らしさ」の象徴で、それはやはりとても美しくついつい撮っちゃうなぁ……




僕にとって「お花畑」ってのはレンゲです。


藤も良かった。


クローバーだって今や立派な日本の花だ。

花があって、花はただ咲いてて、自分の命の営みを粛々とやっている。
それを僕たち人間は「あーコリャ綺麗」って飽きもせず毎年しっかり感動し、子供の頃はなかったケータイカメラで撮り(写ルンです、は画期的だった)、1人でニヤニヤしてるだけじゃなく、ブログやインスタ、facebookにせっせとあげている。

世の中ってこんなにも美しいんだよって。僕は愛犬モモちゃんといろんなとこへ行く。
「モモは花見て綺麗とおもうかな?」
なんて思う時がある。
みんなもそう思ったことないですか?
何だか楽しそうなのは伝わるが、それは僕がウキウキした気持ちになってるのを感じて、喜んでいるのかもしれない。
世界は色で溢れてるのに、犬族は色の感受性が低いらしい。全く色が解らない訳ではない、と最近の研究じゃあ解ってきたって……

「花が綺麗なんじゃない。花を綺麗と思う人の心が綺麗なんだ」って誰かが言った。

「モモ綺麗でしょ!」



「食べれんけん知ら〜ん」


春は何だか楽しいけれど、モモは冬の雪景色に異常に興奮する。



ブレブレ

さくじつ紅葉神社に行った。


イロハカエデの新緑は目に優しい。


「あれ?」


「あれれ?」



モミジって、花咲かせるんだね……