昨日の夜は、伊坂幸太郎の小説『SOSの猿』を読んでいました。
五十嵐大介の漫画『SARU』とのコラボ作品です。
私は先に五十嵐大介の『SARU』を読んでいたのですぐに物語に入っていけたけど、伊坂幸太郎のコアなファンで『SARU』を読まずに『SOSの猿』を読んだ人はどんな評価なのだろ?
序盤にちょこっと出てきたフォークランド戦争云々とかフランシスコ・ザビエルの遺骸が云々とかイレーヌという言葉とかは、私は『SARU』を読んでいたので「おぉ!」ってなったけど、『SARU』を読んでいなかったら頭の中が「?」になるのでは?
『SARU』でラストに例えで出てきた引きこもりの青年が多分『SOSの猿』で重要なキャラクターとなる眞人君。
で、ロレンツォのお父さんは多分カンディド・アマンティーニ。
眞人君は死ぬ可能性があって、眞人君が生き残っていなかったなら『SARU』のラストシーンは違うものになっていた?
コラボ作品なので両方読むと一気にイメージが広がります。
『SOSの猿』では日常の中に異様なものがするっと入り込んで気が付いたら元に戻っているって感覚が面白かったです。
伊坂幸太郎の他の作品も読んでみることにします。