友人B宅での酒宴にお呼ばれした時のこと。
友人Aが突然言いました。
友人A「小粋でちょっと怖いアメリカンジョークを発表しま~す!」
友人B「いえ~い!」
私・狐「いえ~い!」
友人A「ある田舎町で結婚50周年を迎えた老夫婦に地元の新聞社がインタビューした。『50年間も結婚を続けてこられた秘訣は?』
すると夫が昔を振り返って懐かしそうに答えた。
『わしらは新婚旅行で墨西哥へ行ったんじゃ。
そして驢馬を借りて二人で砂漠をのんびりと歩き回った。
すると妻の乗った驢馬が急にがくんと膝を折り、妻は落ちてしまったんじゃ。
妻は『1』と言うと何事も無かったように驢馬に乗り、再び散歩を続けた。
するとまたその驢馬が急に膝を折ってな、妻はまた落ちてしまった。
妻は『2』と言うとまた何事も無かったように驢馬に乗った。
そして三度目に落とされた時、荷物の中からリボルバーを取りだして、驢馬を撃ち殺してしまったのじゃ。
わしゃあ、吃驚してな。
いくらなんでも撃ち殺すことはなかろうと妻をひどく叱ったんじゃ。
そうしたら妻が言ったんじゃよ』
『何と仰ったのですか?』
『1』」
友人B「……いえ~い! このタイプの人間が一番怖い!」
私・狐「……いえ~い! 文字通りの問答無用な人なので、口先だけで世の中を渡る我等では防御不能っす!」
友人A「案ずるな。諸君。このタイプの人間にはこちらも問答無用で先制攻撃をして捻じ伏せるのです。目には目を、歯には歯を!」
友人B「そんな殺伐とした解決方法は嫌です」
私・狐「考え方が修羅の者過ぎる。修羅の者は修羅の国にお帰り下さい」
友人A「……。1」
友人B「……。やめて。怖い……」
私・狐「……。ごめんなさい。私達が悪うございました。お怒りを御鎮め下さい……」
友人A「よかろう。御酒を注ぐがよい」
友人B「畏まりました」
私・狐「畏まりました」
その夜は、とても楽しい酒宴でありましたよ。
3人で朝まで呑んだくれておりました。
たまには朝まで呑んだくれてもよいではないかよいではないかと思っているのでございます。
友人Aが突然言いました。
友人A「小粋でちょっと怖いアメリカンジョークを発表しま~す!」
友人B「いえ~い!」
私・狐「いえ~い!」
友人A「ある田舎町で結婚50周年を迎えた老夫婦に地元の新聞社がインタビューした。『50年間も結婚を続けてこられた秘訣は?』
すると夫が昔を振り返って懐かしそうに答えた。
『わしらは新婚旅行で墨西哥へ行ったんじゃ。
そして驢馬を借りて二人で砂漠をのんびりと歩き回った。
すると妻の乗った驢馬が急にがくんと膝を折り、妻は落ちてしまったんじゃ。
妻は『1』と言うと何事も無かったように驢馬に乗り、再び散歩を続けた。
するとまたその驢馬が急に膝を折ってな、妻はまた落ちてしまった。
妻は『2』と言うとまた何事も無かったように驢馬に乗った。
そして三度目に落とされた時、荷物の中からリボルバーを取りだして、驢馬を撃ち殺してしまったのじゃ。
わしゃあ、吃驚してな。
いくらなんでも撃ち殺すことはなかろうと妻をひどく叱ったんじゃ。
そうしたら妻が言ったんじゃよ』
『何と仰ったのですか?』
『1』」
友人B「……いえ~い! このタイプの人間が一番怖い!」
私・狐「……いえ~い! 文字通りの問答無用な人なので、口先だけで世の中を渡る我等では防御不能っす!」
友人A「案ずるな。諸君。このタイプの人間にはこちらも問答無用で先制攻撃をして捻じ伏せるのです。目には目を、歯には歯を!」
友人B「そんな殺伐とした解決方法は嫌です」
私・狐「考え方が修羅の者過ぎる。修羅の者は修羅の国にお帰り下さい」
友人A「……。1」
友人B「……。やめて。怖い……」
私・狐「……。ごめんなさい。私達が悪うございました。お怒りを御鎮め下さい……」
友人A「よかろう。御酒を注ぐがよい」
友人B「畏まりました」
私・狐「畏まりました」
その夜は、とても楽しい酒宴でありましたよ。
3人で朝まで呑んだくれておりました。
たまには朝まで呑んだくれてもよいではないかよいではないかと思っているのでございます。
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