狐の日記帳

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『クロス・ファイヤー』/柴田よしき

2019年01月31日 12時12分05秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、柴田よしきの小説『クロス・ファイヤー』を読み返していました。


 日本のプロ野球で女性選手が活躍し始めた架空の現代。
 東京レオパーズ所属の楠田栞は左投げでアンダースローの中継ぎ投手。
 主に敗戦処理として使われていて客寄せパンダと陰で言われている。
 同僚で親友の早蕨麻由は女性で最も速い球を投げる投手として中継ぎでチームの戦力になっている。
 つい自分と麻由を比べて限界を感じてくじけそうになりながらも栞は投手として必死に生き残ろうとしている。
 そんなある日、栞は監督に呼ばれる……。



 野球版『エースをねらえ!』ですね。
 野球版『トップをねらえ!』とも言えます。
 『野球狂の詩』にも似てるかも。左投げのアンダースローだし。

 究極の男社会の中で悪戦苦闘する女性の物語です。
 自分の能力と可能性と将来。
 やりたい事と出来る事と出来ない事。
 仕事と恋。



 面白かったですよ。
 胸熱であります。



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