昨日の夜は、白川紺子の小説『後宮の烏』を読んでいました。
後宮の最深部・中心部に妃でありながら夜伽をすることのない「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
その姿は老婆であるともうら若い少女であるとも言われている。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物探しまで頼めばなんでも引き受けてくれるという……。
ある夜、時の皇帝・高峻が烏妃のもとに訪れる。
皇帝は、拾った翡翠の耳飾りに女の幽霊が取り憑いており、その正体を知りたいと言う……。
架空の帝国の宮廷内でのお話であります。
4つの章でそれぞれの事件を解決していく短編型に全体を覆う謎が絡まっております。
面白かったですよ。
続きが出ているようなので続きを読んでみることにいたします。
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