昨日の夜は、桜庭一樹の小説『無花果とムーン』を読んでいました。
夏休みの直前に主人公の目の前で主人公の兄が急死する。
主人公の月夜は兄の葬儀が終わった後も、大好きな兄の面影を探してしまう……。
死者をきっちりと弔うお話です。
主人公の少女の一人称で物語が語られている為なのか、初期の桜庭一樹の作品の雰囲気がしました。
可愛らしくて悲しくてくらくらするようなファンタジックなお話です。
読んでいて、映画「異人たちとの夏」がちらっと頭に浮かびましたよ。
「異人たちとの夏」はおっさんが主人公で、「無花果とムーン」は高校3年生の少女が主人公なのですが。
面白かったですよ。
お勧めです。
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