狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『散り行く花』

2014年11月28日 14時14分35秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『散り行く花』のDVDを観ていました。

 仏教の教えを広めるため、中国からロンドンに渡った中国人青年チェン・ハン。
 夢に破れ今は貧困街で雑貨屋の店番をしながら賭け事にふけり阿片に溺れる毎日を送っていた。
 同じ貧困街で暮らしている少女・ルーシーは父親から虐待を受けていた。
 ある日、父親に鞭で打たれたルーシーはふらつきながら貧困街を歩き、チェンに救われる。
 ルーシーがチェンの部屋で休んでいると、父親の友人がルーシーを見つけて……。

 監督は、D・W・グリフィス。
 出演者は、リリアン・ギッシュ、リチャード・バーセルメス、ドナルド・クリスプ、アーサー・ハワード、など。

 トーマス・バークの短編小説集「ライムハウス夜景集」の中の「中国人と子供」を映画化したものだそうで、1919年公開のアメリカ合衆国のサイレント映画で悲劇です。

 幻想的な画です。
 舞台は貧困街で貧困街がリアルに(つまり汚らしく)映しているのですがそれでも幻想的で美しく感じます。
 各シーンの粗筋を字幕で先に見せて影像や演技で魅せる形式になっています。
 サイレントで大仰な演技ではあるのですが、迫真の演技。
 哀しくて切ないお話でありました。

 面白かったですよ。


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