狐の日記帳

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『銀河のワールドカップ』/川端裕人

2011年03月29日 22時33分52秒 | 小説・本に関する日記







 昨日の夜は川端裕人の小説『銀河のワールドカップ』を読み返しておりました。

 元Jリーガーの花島は失業中に出会った少年達のサッカーのプレイに魅了される。
 彼等小学生に懇願され、小学生チーム桃山プレデターの監督を引き受ける。
 彼等小学生達が目指すのは日本一? 世界一? いや宇宙一!? スペインで超銀河系軍団レアルと夢の対決??

 難しいお年頃の少年少女達。真剣に世界一を目指して出した答えが渦巻のように全員がぐるぐるとポジションチェンジをしながら全員で守備をして全員で攻撃するトータルフットボール。
 サッカーを楽しむ人なら誰もが一度は夢見るようなトータルフットです。
 特殊なルールのもとでの試合なので現実のプロのサッカー選手の試合では観ることは難しい(出来ない?)でしょうが、でも、もし現実のサッカーの試合でこの小説の中に出てきたサッカーを観ることが出来たら、きっと楽しいだろうなぁ……。

 サッカーの試合中の描写が秀逸です。
 ワクワクドキドキハラハラしますよ。

 サッカー好きなら、いやサッカー好きでなくてもお勧めの本です。
 面白いですよ。



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