昨日の夜は、映画『ひまわり』のDVDを観ていました。
主人公の輝明はニュースで小学校のクラスメイトだった真鍋朋美が海難事故で行方不明になったことを知る。
朋美とは10年以上も音信不通で顔も覚えていない。
しかし事故が起こる少し前に輝明の留守電に朋美からのメッセージが入っていた。
輝明は朋美のお葬式に出席する為に帰郷する。
久しぶりに同級生達と会い、輝明は同級生達と朋美の思い出話を語り合う……。
のだけれども……。
監督は、行定勲。
出演者は、袴田吉彦、麻生久美子、マギー、粟田麗、土屋久美子、ひふみかおり、ボブスズキ、戸田昌宏、光石研、北村一輝、津田寛治、堺雅人、田中哲司、河村彩、根岸季衣、北見敏之、伊藤洋三郎、有福正志、銀粉蝶、渋谷桃子、佐々木和徳、大山恭平、皆川優紀、西香帆里、森田夏姫、梅本ユウスケ、高橋浩樹、川津春、石原巧也、石原圭人、森麻衣子、冬雁子、山岸金三郎、山内秀人、南ひろ、など。
初恋と過去と一人の女性の生涯に思いを巡らせるお話であります。
ノスタルジックに淡くそして笑いを交えながら哀しい孤独な女性の姿を浮かび上がらせています。
話題の中心である女性はもうすでにいなくて、他者が語るその女性の像を重ね合わせて彼女がどんな人であったのかを語っています。
真鍋朋美は真の意味で誰からも共感されていません。
自分の本心を相手に伝えることが極端に下手なタイプの女性です。
それならばいっそのこと開き直れば違う結果になったかもしれません。
でもそれも難しいよね。
感傷に浸ることを促す映画であるのです。
が、しかし。冒頭の部分である奇妙なことを述べているシーンがあるのです。
製作者側の単なる悪戯と捉えることもできるのですが……、このシーンに意味があるのならば、物語の解釈は一変します。
う~む。
面白かったですよ。
楽しめました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます