昨晩は、アラン・ライトマンの小説『アインシュタインの夢』を読み返しておりました。
『アインシュタインの夢』は特殊相対性理論の論文完成直前のアインシュタインが、夜毎見たかもしれない夢をショートショートで描いた小説です。
三十篇のショートショートは毎回違う世界。
摩訶不思議な世界が綴られています。
時間や空間が伸び縮みしたり、循環していたり、止まったり、逆流したり……。
様々な時間に関する仮説を、アインシュタインが見たかもしれない夢として詩的に語られています。
訳者の後書きによると、三十の夢の中の内、一つだけアインシュタインの相対性理論にピタリと当てはまる夢があるらしいです。
私は、物理が全く分からない人間なので、どれが正解の世界か分かりませんでした。
どれも摩訶不思議な世界でありましたよ。
奇妙な時間の列挙と詩的な文章に酔っ払ったみたいな感覚で、昨晩は寝ました。
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