狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

ユーモアが隠れた源泉は歓びにあるのではなく悲しみにある。天国にはユーモアはない。

2019年04月12日 23時39分52秒 | 知人、友人に関する日記




 本日4月30日は、ジョージ・ワシントンが初代アメリカ合衆国大統領に就任した日で、江戸幕府がオランダに発注していた蒸気軍艦・開陽丸が横浜に到着した日で、日本で枢密院が創設された日で、パリ講和会議で旧ドイツ権益の山東省と膠州湾租借地の日本への譲渡が決定された日で、前日結婚したアドルフ・ヒトラーとエヴァ・ブラウンが自殺した日で、ソニーが世界初のトランジスタテレビを発売した日で、クーデターを起こしたロン・ノルの支援のためにアメリカ軍と南ベトナムがカンボジアに侵攻した日で、南ベトナムの首都サイゴンに南ベトナム解放民族戦線が突入してズオン・バン・ミン大統領が無条件降伏を発表した日です。

 本日の倉敷は晴れ一時雨でありましたよ。
 最高気温は十五度。最低気温は五度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 或る夜。友人宅で遊んでいた時のこと。

 友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者と一緒に寛いでいたのです。
 その最中に、友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者を驚かせてみたいと思い、お三方に「実はわたくし、この度、結婚することになりました!」と述べてみました。
 友人の旦那様は驚愕の表情で固まりました。そ、そこまで驚きますか……。
 友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者は「〇〇(←狐の本名)、けっこんするの?」と満面の笑顔で私に訊いてきます。素直なリアクションです。良い子だ。
 そして友人は……。「あかん。それはあかんでぇ」と何故か似非関西弁で呟き続けています。何だ? このリアクションは。

 友人は云いました。
 「あかん。それはあかん。あかんでぇ~」
 だから何が駄目なのですか? そして何故に似非関西弁なのですか?
 「そのネタはあかん。それだけはあかん」
 あ、こいつ。私の言っていることを信じていないな。ま、確かにネタなのだけれども。全く信じていないな。
 「ネタでしょ? あなたが現時点で結婚する可能性は万に一つもありません!」
 云い切りやがった……。ま、確かにそうなのだけれども。
 「あなたは表情をほぼ変えないので周囲の人はあなたを落ち着いた人だと誤解しているようですが、私はあなたが小心者でくよくよする性格であることを知っています。嗚呼。でもまさか独り身であることを其処まで気にしていたとは……。気にするあまりにそんなネタを言い放つようになっているとは……。気が付きませんでした」
 ちょっと待って。大袈裟ですよ。
 「しかし述べてよいことと悪いことがあります! 独り身であることをネタにしたとしても今まではあなたにはまだ一定の矜持が残っていました。なので一応は笑えてはいたのです」
 一応……。
 「しかし、『実はわたくし、この度、結婚することになりました!』は笑えない。あかん。サムい。サム過ぎる! ネタとして酷過ぎます!」
 す、すみません。
 「あなたがそんなネタを繰り出すようなさもしい者になっているとは……。嗚呼。情けない……」
 其処まで云われると何だか泣きたくなってきた……。
 「泣くことは許しません! お聞きなさい!」



 其の夜。友人のまぢ説教は深夜にまで及びました。
 友人からのまぢな説教は身に堪えます。まぢで。
 不用意なネタは災難を招く。
 私には何も考えずにネタを放つ悪癖があります。
 これからはできることならばよく考えてからネタを放ちたい。と思っているところなのでございます。




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