狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『地獄で見る夢』/森岡浩之

2013年11月30日 17時26分05秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、森岡浩之の小説『地獄で見る夢』を読んでいました。

 死者の生前の記憶を電脳空間に移して死者たちが暮らす電脳世界・VRNWS。
 そこは生前・死後に稼いだお金が尽きると強制的に人格が削除される=死後の死を迎えることになる世界。
 そんな人工的な死後の世界で探偵業を営む朽網が主人公。
 ある日、朽網の事務所にある男を探して欲しいと依頼する女が現れて……。
 探偵が抱えている3つの案件は全てある場所に関わっていてそこでは……。

 SFです。
 『優しい煉獄』シリーズの第3作目のようですね。
 知らなかった。『優しい煉獄』シリーズの第1作目と第2作目はまだ読んでいません。orz。

 ハードな設定。
 軽妙な語り口だけど重いお話。切実で切ない。死にこもりとか安楽死問題とか。

 面白かったですよ。
 『優しい煉獄』シリーズを読んでみようかなと思っているところでございます。

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