狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『緋牡丹博徒』

2015年11月06日 14時19分50秒 | 映画・ドラマに関する日記



11月4日の夜は、映画『緋牡丹博徒』のDVDを観ていました。

 九州の博徒・矢野組の組長の娘・竜子は、組長の一人娘で堅気の男との縁談が決まっていた。
 しかし、父親が辻斬りに遭って死んでしまう。
 一家は竜子を置いて解散となり、結婚の話も破談となる。
 竜子は、父親が斃れた傍に落ちてあった財布を犯人の手がかりとして犯人を探して敵を討つ旅に出た。
 
 5年が経ち、全国の賭場を渡り歩く竜子は「緋牡丹のお竜」と呼ばれるようになっていた。

 明治18年の晩春。
 岩国のある賭場にいた竜子は、胴師のイカサマを見破る。
 胴師の逆恨みにあった竜子は、複数の男達に襲われるが旅の博徒の片桐に助けられる。
 片桐は竜子が持つ財布を見て顔色を変える……。のだけれども……。

 監督は、山下耕作。
 出演者は、藤純子、高倉健、若山富三郎、待田京介、大木実、山本麟一、若水ヤエ子、疋田圀男、金子信雄、土橋勇、清川虹子、山城新伍、鈴木金哉、遠山金次郎、江上正伍、三島ゆり子、岡田千代、林彰太郎、楠本健二、阿波地大輔、志賀勝、堀正夫、西田良、沼田曜一、前川良三、村居京之輔、島田秀雄、森源太郎、有島淳平、矢奈木邦二郎、など。

 女任侠もの『緋牡丹博徒』シリーズの第1作目で1968年公開の映画です。


 私、任侠映画ってほとんど観たことがないので、観てみました。
 義理と人情や筋を通すことが描かれているのですね。
 緋牡丹のお竜は小太刀の免状を持っているとはいえ、超絶的に強いわけではありません。
 緋牡丹のお竜の支えとなっているのは胆力。筋を通すための胆力が描かれています。
 お話としては勧善懲悪のお話ですね。筋を通さない性悪を如何にして懲らしめるかというお話です(それだけでもないのですが)。
 仁義なんて建前なのかもしれませんが、その建前を貫くからこそ痛快なのでしょう。

 面白かったですよ。


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