昨日の夜は、大原まり子の小説『ハイブリッド・チャイルド』を読み返していました。
人類とアディアプトロン機械化帝国との長きにわたる戦争で人類側の切り札として作られた究極の兵器サンプルB群。
その内の一体・サンプルBⅢ号が逃亡する。
遺伝情報を採取して様々な姿に変えながら逃亡を続けるサンプルBⅢ号の運命は??
三篇の連作のSFです。
幻想的で残酷で繊細で優しくて豊潤で悲しくて切なくて美しい物語。
私は大原まり子の文章を読んでいるとうっとりとしてしまいます。美しい……。
めくるめくような幻視の世界に連れて行ってくれますよ。
お勧めであります!
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