狐の日記帳

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『西城秀樹のおかげです』/森奈津子

2019年08月31日 21時09分28秒 | 小説・本に関する日記
 


 昨日の夜は、森奈津子の短編小説集『西城秀樹のおかげです』を読み返していました。
 私は森奈津子先生の作品は、SF与太話を集めたアンソロジー『SFバカ本』に収録されていた『哀愁の女主人、情熱の女奴隷』がファーストコンタクトでした。
 森奈津子先生の小説は「電脳娼婦」も好きです。
 「電脳娼婦」の後書きのSF論は超秀逸。面白いです。

 この『西城秀樹のおかげです』は抱腹絶倒のエロ&SFの短編集。
 収録されている作品は、「西城秀樹のおかげです」、「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」、「天国発ゴミ箱行き」、「悶絶! バナナワニ園!」、「地球娘による地球外クッキング」、「タタミ・マットとゲイシャ・ガール」、「テーブル物語」、「エロチカ79」の8篇です。



 私は莫迦小説が好きで色々と莫迦小説を読んでいますが、森奈津子先生の短編「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」があまりにも衝撃的過ぎて、その短編を読んで以来、私は森奈津子先生を莫迦小説界の神様と崇め奉っています。
 なので、神様の作品は本屋さんで見つけ次第買うことにしています。
 後で買おうと思って見逃したら次に行った時に無かったというケースが多いのです。
 好みの作家さんの作品は見つけたら即買いが鉄則です。

 こんな小説があってよいのだ。と私の常識を一変させた怪作にして超傑作の短編集です。
 抱腹絶倒の莫迦話が詰まっている作品です。
 お勧めでありますよ。



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