お知らせです。
毎年、春と秋に公開される有隣荘(通称緑御殿)。
今年の春の公開は4月27日からです。
5月6日まで。
会期中は無休です。
大原家別邸の有隣荘は、1928年(昭和3年)に大原孫三郎が病弱な妻の為に建設した建物です。
設計は、大原美術館や中国銀行の設計を手がけた薬師寺主計と明治神宮や築地本願寺の造営で知られる伊藤忠太。
内外装デザインは、児島虎次郎。
庭園は、京都植冶の七代目小川治兵衞によるもの。
緑色の瓦屋根が綺麗な建物です。
1947年(昭和22年)には昭和天皇の宿泊所として使用されるなど大原家別邸の後は来賓館として使用されて多くの貴賓客をお迎えされていたそうです。
今回は、「児島虎次郎の中国」と銘打っての特別公開です、
児島虎次郎は、大原孫三郎の経済的な支援により画業研鑽の為に3度滞欧しています。
その時に大原美術館の礎となる西洋美術作品の収集をしています。
一方で1918年に半年ほどかけて中国から朝鮮半島を巡っています。
さらに、1921年と1924年と1926年の4回、中国を旅しています。
今回の有隣荘の特別公開では、児島虎二郎の中国での体験が活かされた作品や収集品が展示されます。
よろしかったら覗いてみては如何でしょうか?
楽しめると思いますよ。
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