狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

己をはらはら花に例えて散りぬるを……

2018年04月10日 23時13分57秒 | 知人、友人に関する日記





 本日4月10日は、日本で記録に残る最古の日食があった日で、比叡山寺が嵯峨天皇の勅により寺号を延暦寺に改めた日で、鎌倉幕府が蒙古来襲に備えて西国御家人らに防備を命じた日で、フランス王フィリップ4世が初の三身分合同会議を開催した日で、徳川光圀が『大日本史』の編纂に着手した日で、シュレージェンのモルヴィッツでフリードリヒ2世率いるプロイセン軍がマリア・テレジア率いるオーストリア軍を破った日で、インドネシアのタンボラ山で過去最大規模の噴火が始まった日で、オーストリアのマクシミリアン大公がメキシコ帝国皇帝に就任した日で、イギリス国会議事堂の時計塔に重さ13.5トンの大時鐘が完成した日で、板垣退助らが高知で日本初の政治結社「立志社」を結成した日で、治安警察法により労働農民党・日本労働組合評議会・全日本無産青年同盟に解散命令が出された日で、皇太子・明仁親王殿下と正田美智子様の結婚の儀が執り行われた日で、瀬戸大橋が開通した日で、イギリスとアイルランドの間で和平合意「ベルファスト合意」が締結された日です。

 本日も倉敷は晴れでありました。
 最高気温は二十度。最低気温は六度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇り時々雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。







 或る肌寒い春の夜のこと。

 狐は或るパブリック・ハウスの卓子席に腰をかけて、絶えずミルクを舐めてゐた。
 その頃狐はお仕事が終わると暇を持て余し自室でごろごろして本でも読んでいるかそれに飽きると当てどもなく散歩に出てあまり費用のかからぬ酒精を出すお店でミルクを舐めるが毎日の日課だつた。
 其のパブリック・ハウスは狐の部屋から近くもあり何処へ散歩するにも必ず其の前を通る様な位置にあつたので随って一番よく出入りした訳であつたが狐の悪い癖でバーに入るとどうも長くなつてしまう。
 其れも元来御酒に強い方なのだが嚢中の乏しい所為もあつて高いお酒を注文すること無く温めたミルクを何杯もお代わりして一時間も二時間もぢつとしているのだ。質の悪いお客である。
 そうかといつて別段店員さんに思召しがあつたりする訳ではない。
 まあ自室より何となく居心地がよいのだろう。
 狐はその晩も例によつて一杯のミルクを十分もかかつて舐めながらいつもの往来に面した卓子に陣取つてぼんやり窓の外を眺めていた。

 さて其のパブリック・ハウスの丁度真向こうに一本の桜の樹が或る。
 実は狐は其の桜の樹を眺めていたのだ。
 立派で大きな桜の樹なのだがもはや御花を散らしていて別段眺める程の景色でもない。しかし狐には一寸興味があつた。
 狐は三十分程も同じ所を見詰めていた。
 其時、狐の友人が窓の外を通りかかつた。
 狐の友人は狐に気が付くと会釈して中に入って来たが葡萄酒を命じて置いて狐と同じ様に窓の方を向いて狐の隣に腰をかけた。
 そして狐が一つの所を見詰めているのに気付くと狐の友人は狐の視線を辿つて同じく向こうの桜の樹を眺めた。
 しかも不思議な事には狐の友人も亦如何にも興味ありげに少しも目を逸らさないで其の方を凝視し出したのである。
 狐達はさうして申しあわせた様に同じ場所を眺めながら色々な無駄話を取交した。

 だが或る瞬間、二人は云い合せた様に黙り込んで了つた。
 「君も気づいている様ですね」と狐が囁くと友人は即座に答えた。「桜のお花が散つてしまいました。私達はお花見をしていなかつたのに」
 「お花見をする機会を逸してしまいましたね」
 「お花見をする機会を逸してしまいました」
 「でも呑む名目は幾らでも作れますよ」
 「呑みたいのではありません。風雅の問題です。桜のお花は散つてしまいました。嗚呼。君は風流というものを解さない人でしたね」
 「如何にも。私は風流というものを解さない僕人参ですもとい朴念仁です」
 「しかし、呑む機会は逃さない、其れが我等の鉄の掟です。機会を逃したのも残念です」
 「残念です。しかし過ぎたことは是非も無しと申します」
 「ふむん。如何にもその通りです」
 「機会は作ればよいのです」
 「ふむん。如何にもその通りです。呑む機会は私が作ると致しませう。スケジュール合わせはお願いします」
 「了解しました」
 「処で君は何故バーの卓子に座っているのに御酒を呑まずにミルクを舐めているのかね?」
 「それは美味しいからです」
 「ミルクが?」
 「ミルクがです」
 「ふむん?」

 さうして呑み会の約束をした後、狐と狐の友人はパブリック・ハウスを出て或る横町で別れを告げた。
 其の時、狐は横町を曲がつてモデルのような歩き方でさつさと帰っていく友人の後姿が暗闇の中にくつきりと浮き出して見えたのを覚えている。



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『エヴァの告白』

2018年04月10日 21時03分28秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『エヴァの告白』のDVDを観ていました。

 1921年のニューヨーク。
 エヴァは妹と共に移民船に乗ってポーランドからアメリカにやってきた。
 入国審査で妹のマグダは結核と診断されて収容されてしまい、エヴァ自身は身元引受人で頼りにしていた叔母が迎えに来なかった為、強制送還処置となっていしまう。
 エヴァは、興行師のブルーノによって強制送還を免れるが、しかしブルーノは裏で売春を斡旋していた……。

 監督は、ジェームズ・グレイ。
 出演者は、マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー、エレーナ・ソロヴェイ、ダグマーラ・ドミンスク、マヤ・ワンパブスキー、アンジェラ・サラフィアン、イリア・ヴォロック、アントニ・コローネ、ディラン・ハーティガン、ディーディー・ルキシー、ガブリエル・ラッシュ、ケヴィン・キャノン、など。



 生き残る為に選択肢がない状態でしたことに罪の意識を抱いてしまう女性のお話。
 2人の男たちにとっては、運命の女性に出会ってしまい人生を狂わせてしまうお話であります。

 やるせないお話。
 面白かったですよ。
 楽しめました。

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大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ。

2018年04月10日 11時12分19秒 | 休日の日記




 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 お仕事がお休みの日ではあるのですが、お仕事を自宅に持ち帰っております。
 本当はこんなことはすべきではないのですけれどもね。
 否。在宅勤務であったり或いはお仕事を自宅に持ち帰ってもよい勤務形態ならば話は別です。
 でも私はそのような勤務形態ではない。
 そうであるならばお仕事の時間とプライベートの時間はきっちりと線を引くべきなのです。
 しか~し。事務処理のお仕事が溜まっておりまして、お仕事がお休みの日ではあるのですが、お仕事を自宅に持ち帰っているのです。
 でもでも、やる気がおきないよぉぉぉ。
 私のやる気は何処に行った。私のやる気出てこい!
 と叫んでもやる気がないのならば是非も無し。
 今日はお外でやらなければならない雑事が溜まっています。
 まずはそちらをばったばったと片付けてからお部屋に帰ってお仕事を頑張ろう。と思っているところなのでございます。

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おまえが消えて喜ぶ者に、おまえのオールを任せるな!

2018年04月10日 10時04分50秒 | サッカーに関する日記




 西野監督には、ど阿呆のマスメディアどもとど阿呆のマスメディアどもからお仕事を貰う為にマスメディアどもの靴を舐めまくっている超無能評論家どもと喧嘩していただきたい。
 ど阿呆どもがど阿呆なインタビューをしたならば一喝していただきたい。
 ど阿呆のマスメディアどもが無礼な要求をしたならばぶち切れていただきたい。
 ど阿呆のマスメディアどもとど阿呆のマスメディアどもからお仕事を貰う為にマスメディアどもの靴を舐めまくっている超無能評論家どもが代表をメディアの力を使ってコントロールしようとするならば、断固拒否していただきたい。
 そしてスポンサーが代表に対して無体な要求をしたならば、それも断固拒否していただきたい。
 協会が代表を好き放題にしようとしたならば、それも断固拒否していただきたい。
 さらに、監督の要求に従わない選手がいたならばその選手は代表から外していただきたい。
 自分勝手に好き放題にプレイさせろと述べる選手がいたならば即座に代表から外していただきたい。

 緊急事態なのです。非常時なのです。
 監督を引き受けたからには代表をコントロールするのは西野監督自身です。
 他の誰にも代表の指揮権を渡してはなりません。
 腐れマスメディアどもが何を述べようと無視してください。
 腐れ超無能評論家どもが何を述べようと無視してください。
 スポンサーが何を述べようと協会のお偉いさんが何を述べようと無視してください。
 代表の選手が何を述べようが無視すべきです。
 時間がありません。
 西野監督が全権を握るべきです。
 ワールドカップ本大会で酷い結果となっても西野監督には何の責任もありません。
 2か月で代表をどうにかしろと言われてどうにかできる監督なんて世界中で僅かしかいません。
 なので、西野監督には結果を気にすることなく好き放題にしていただきたいです。
 外部がどんなことを言おうと選手がどんなことを言おうと西野監督は無視して西野監督のやりたいように好き放題にして下さい。
 選手が反逆するならばその選手は切ってください。
 腐れマスメディアどもはどうせどのような状態であろうとも好き放題に無責任に阿呆な記事を書きますよ。
 そんなものに気を取られている時間はありません。
 決めなければならないことは考えなければならないことは山のようにあります。
 西野監督は西野監督のやりたいように好き放題にして下さい。
 西野監督がそれができないようならば日本のサッカー界はお腐れどもが跳梁跋扈することになります。
 どうか西野監督は西野監督のやりたいように好き放題にして下さい。
 お願いします。


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