昨日の夜は、岡嶋二人の小説『クラインの壺』を読み返しておりました。
バーチャルリアリティシステムの最新鋭ゲームの開発に関わった青年が、プレーヤーとして仮想現実の世界に入り込む。ところが……。というお話です。
SFではなくミステリーです。
でも、結局どっちだったんだ? という問いには解答はなく、ラストは怖ろしいラストであります。
このラストの怖さは、映画『トータル・リコール』のラストと同じですね。
怖くて面白い小説でありました。
(この小説とは関係ないけど)現代の怪談は電脳世界に現れるのかもしんない、と思いましたよ。