おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

古今集巻4・240

2009-10-24 | 万葉のこと/古今集・その他

【  宿りせし  人の形見か  藤袴  忘られがたき  香ににほひつつ  】

                           紀貫之


               泊まって 行った人 の

              形見 

                でしょうか

          その人 が

     いなくなって 

        それでも

                    藤袴 が

                      忘れがたい 

                        よい香りで におっています



    よい香り が 

  藤袴 そのものから 

   匂っている のではなくて

              誰かが

               泊まった人 の 衣服に  

                    炊き込めた 香りを

          藤袴にのせて

  表現していて 

    紀貫之さま が  自分の家 に 

            お泊まりになられた方 に

               野宿にひとしい  

                  我が家ですけれど  

         また 

   お越しくださいね  

    と いうぉ心 に

               泊まられた人 

                         のことを 

                           大切に愛している

              お人の

    心にも 気ずかい を 

      なさって いるのでしょうか

                      その心

                  藤袴の香り に  

                    のせて 伝えている

              なぁ~んて

     素晴らしい  

       紀貫之さま の お人柄ですね

              藤袴 は いい香りのする花です

  平安時代 は 香り や 匂い を 

       感じることが 教養 で よく歌に詠まれていますね

                 漢名 は 

                     香草 秋蘭 不老草 

                         ともいわれ

            香料 薬草 と 呼びました

  乾燥させて 

    頭 に かくしたり

              匂い袋 に 入れたり

             お風呂 に 入れたりして  

                楽しんだそうで

           日本では

  鑑賞用として 

      秋の七草 に 加えられていますね

                      ありがとう於良


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