【 橘( たちばな )の 林( はやし )を植( う )えむ ほととぎす 常( つね )に冬まで 住み渡るがね 】 ゜ . 橘の林 . . . 本文を読む
【 時ならず 玉をそ貫( ぬ )ける 卯( う )の花( はな )の 五月( さつき )を待たば 久しくあるべみ 】 ゜ 5月5日の 自然のめぐみ薬玉( くすだま ) の 時期はもぅすこしですけれど   . . . 本文を読む
【 朝霧( あさぎり )の 八重山( やへやま )越えて 呼子鳥( よぶこどり ) 鳴きや汝( な )が来( く )る やどもあらなくに 】
朝霧のなか
八重山をこぇて
呼小鳥さま   . . . 本文を読む
【 玉垂( たまだれ )の 小簾( こす )の間通( まとほ )し ひとり居( い )て 見る験( しるし )なき 夕月夜( ゆふづくよ )かも 】 ほそぃ竹や葦などでぁんだ 珠玉のすだれ ぁぃだから &nb . . . 本文を読む
【 木( こ )の暗( くれ )の 夕闇( ゆふやみ )なるに ほととぎす いづくを家( いへ )と 鳴き渡るらむ 】 ゜ . 木さましげって
したがくらぃ日没から ぉ月さまでてこられるまで &nbs . . . 本文を読む
【 春されば まづ三枝( さきくさ )の 幸( さき )くあらば 後( のち )にも逢はむ な恋ひそ我妹( わぎも ) 】 春になると まず咲く さきくさの さきくさえあったら
. . . 本文を読む
【 片搓( かたよ )りに 糸をそ我( あ )が搓る 我( わ )が背子( せこ )が 花橘( はなたちばな )を 貫( ぬ )かむと思( おも )ひて 】 ゜ . みっつにょれる糸がまれにぁっても
私はひとすじのまま
ふたつの糸 ょりぁわせた双子糸 . . . 本文を読む