阪神淡路大震災のぁと
夢のマイホームも 
40年以上たって
床は
グラグラ
土壁はボロボロ 
天井では
いたち
か
ねずみがバタバタして
雨戸は 
ガタガタで
鳥の巣で
閉まりません 
玄関のドアは
足で
けらないと 
あきません
それでも
修理したり
ペンキを塗ったりして 
楽しんでいたのですが
震災後
雨漏りがして 
幸勇さんが寝ている
ぁたまの上に
ポッ
ポッ 
ポット～ンと
顔面を
直撃しました
いくつか洗面器を 
並べて
受けていたのですが
「 おれは絶対に
家を 
建てかえる ！ 」
40年以上共にした
思い出を
解体する時 
見ていられなかったので
仮住いで
お布団をかぶって
寝ていましたら 
娘が
やって来て 
「 西王母がしんじゃうよ 」って
言ったので
「 ガバッ ！ 」 と 
飛び起きて
自転車にまたがり
一目散に
走りました 
時すでに遅し
西王母は 
切られ
根を
抜き取られて 
横たわって
泣いてぃます
思わず
私は 
現場の道具を使って
穴を
掘り 
横たわってぃた西王母を
つかんで
「 ズボッ ！ 」っと
突き刺し 
ました
今
その西王母は 
私の勉強机の
前で
葉っぱを
ゆらゆらさせて 
疲れた目や心を
癒して
くれて 
います
ありがとう於良
